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暗室作業において役に立った書籍

♪ How Do You Do! (by Roxette)
 −−− WEBもいいけど書籍もね!

書籍

暗室作業において、個人的に役に立った書籍をほんの少しだけ紹介します。
ここで紹介する書籍は暗室作業中心となっていて、暗室プリント作業を一通り出来るようになった方が対象になるかと思います。
撮影や露出などに関しては、個々の撮影スタイルや好みで選択すべき書籍が異なりますので、大型書店などに足を運んで色々と 吟味されてはいかがでしょうか。撮影や露出などではデジタルカメラの書籍でも同様に学べるかと思います。
これら書籍の中には廃版になっているものもあり、中古本で探す必要があるかもしれません。
下記以外でも良い書籍がたくさんあるかと思いますので、ずっと手元に置きたい書籍をどうぞ探してくださいませ。


【薬品調合】

・「暗室百科」 写真工業出版社 ISBN4879560065 (約200頁)

・「THE DARKROOM COOKBOOK second edition」 Stephen G. Anchell (約270頁)

薬品調合書籍

薬品調合についてのページでも紹介している書籍です。
薬品調合という項でまとめておりますが、両書籍は趣が異なっております。
「暗室百科」は、暗室全般に関してフィルム現像やプリント処理などの手順を交えており、その際に使用する薬品の配合をも記述している 内容です。古くなって使えない説明項もありますが、それを差し引いてもいまだに貴重な日本語の書籍だと思います。
「THE DARKROOM 〜」は薬品調合を主として書かれており、多岐にわたる各処理液についての説明と配合を文章だけで構成されております ので、いわゆる薬品調合辞典のような感じです。どういう薬品調合があるかを調べるには非常に便利です。


【モノクロプリント】

・「The Elements of Black-and-White Printing」 Carson Graves (約200頁)

・「The Photographer's MASTER PRINTING COURSE」 Tim Rudman (約160頁)

モノクロプリント重視書籍

どちらもモノクロプリント作業を中心に記述していて、また調色や額装も少し加えられています。
「The Elements 〜」では液処理でのコントラストを制御するテクニックを中心に書かれており、「The Photographer's 〜」では 焼き込み覆い焼きによるテクニックが多く書かれています。
なんとも手間の掛かるようなテクニックもありますが、これら本を読むとプリントを諦めていたようなフィルムからでも、 どうにかプリントに使えるんじゃないかというヒントを与えてくれます。


【カラープリント】

・「自家カラープリント・ワーク」 玄光社 ISBN4768301266 (約140頁)

自家カラープリントワーク

まず最初にお断りしますが、この本はカラープリントの暗室作業を説明した本ではありません。
自家カラープリントを行っている20人ほどのプロカメラマンによる暗室環境の紹介と、実際に使用された商用写真の解説とを 主に記述しているような構成になっています。
商用写真でのコンセプトをカラープリント上でどのような表現で行ったか、あるいはどのような工夫を加えたかを解説しています。
自家カラープリントって撮影したときの色にしようと四苦八苦しがちですが、表現方法を変えたり工夫を加えることで、一味 違った良い写真ができるのではないかと思わせてくれる本かと思います。


【写真保存】

・「写真保存の手引き」 雄山閣 ISBN4639012799 (約240頁)

写真保存の手引き

ギャラリーの人に勧められて購入して間がないので直接役立った本というわけではありませんが、内容が 充実していて今後役立つであろうかと思い、ここで紹介させてもらいます。(中古本しかないです)
内容は写真保存という主観点で、フィルム現像・プリント処理・額装・展示・保管を長期保存のためにはどうするべきかを記述 しています。今だけ写真が完成すれば保存は考慮しないという考え方もあるので全ての人にお勧めするわけではありませんが、 時を経てからのフィルムや印画紙の鑑賞あるいは再度の暗室処理を行うかもしれないという方は書棚に置くのも良いかと思います。 少しの手間でフィルムや印画紙が長持ち出来ればなによりだと思っている私には良書ですね。