ときどき日記 7 (2018/04 - 2018/09)
2018/09/20 OSAKA FILM PHOTOWALK 2018
今月の25日(火)~30日(日)に行われる「OSAKA FILM PHOTOWALK 2018」
という企画展に参加します。これは大阪市内5つのギャラリーが共同で行っている昨年からの企画で、参加者は幅60cmの高さ100cm以内で
あればどう展示してもいいというものです。っで、参加条件はフィルムで撮らなければいけないということなんです...なんて良い
企画なんだろう。
幅60cmですので参加者は総勢75名程と多人数で、1ギャラリーあたりにすると約15名前後の写真を拝見できるのです。また、参加者はどの
ギャラリーに展示するかは事前にはわからずに、後で抽選によって割り振られるという仕組みです。展示では写真と共にどういうカメラや
フィルムを使ったとかメッセージも一緒に掲示するんです。私は地下鉄長堀橋駅に近い
ギャラリー・アビィさんに決まり、いつもの海岸線の写真ではなく7月の炎天下にて135フィルムカメラを片手に大阪市内をブラブラ
して撮った写真を3点ほど展示させてもらいます。少し変わったフィルムと現像処方での写真で、立ち寄った時には飛ばさずに見て
くださいませ。
5ギャラリーはすべて大阪市内にあってスタンプラリーも行っていますので、最初のギャラリーでリーフレットを手にとってオリエンテー
リングのような感じで全てのギャラリーを周られてはいかがでしょうか?
私の方も平日にでもブラブラしながらすべて周って見させてもらおうと思っています。
2018/09/10 OneStep+
なんか面白いカメラが新発売されるようです。
ポラロイドオリジナルズの「OneStep+」というカメラで、その場でプリントされた印画紙が出てくるインスタントカメラなんです。
っといっても単なるインスタントカメラではなく、ブルートゥースを経由してスマホで操作できるのです。シャッタータイミングや
二重露出などをスマホで操作すると写すことができるようなのです。それでいて、外観は昔のポラロイドカメラの姿を継承している
ところがまた良い感じなんです。
アナログカメラとスマホを繋げた製品って初めてなのではないでしょうか?(知らないけど...)
近いうちに日本で販売されるようで、若い人を中心として使う人が増えるんじゃないでしょうか。下記が日本でのサイトのようです。
https://www.the-impossible-project.jp/
https://www.instagram.com/polaroidoriginals_jp/
昔経営破綻したポラロイド社ですが、有志によってフィルム生産を行うインポッシブル社が作られ10年目にはこういう意欲的なカメラを
発売されるって、ドラマのようで凄いなぁっと思ってしまいました。
2018/09/01 デジタルネガ用フィルム
デジタルネガ用フィルムを使った工作をガラクタ箱2にアップロードしました。
デジタルネガについてはそこに少しだけ書いてるので省きますが、その時に使うフィルムって結構面白いんです。このデジタルネガ用
フィルムを本来の用途で使うことはないのですが、デジタルネガ用フィルムは諧調が優れていてムラが無いために他の道具として作れば
興味のあるものが作れそうな気がします。例えば、覆い焼きや焼き込みの道具を作る時などで、白(透明)と黒だけではなくグレイ域も
表現できるので、色々な諧調の色々な形で作れば良い道具になるんじゃないかと思ってしまいました。フィルムスキャナで読み込んだ
データを元にしてワンオフで作っても良いでしょうね。もっとも、フィルムでペラペラなので外枠とかで補強する必要はあります。
このデジタルネガ用フィルムはインクジェットプリンタであれば出力できて染料インクと顔料インクどちらでも良いようなので、
別にモノクロ出力で無くても良いような気がします。カラープリントの時ではなんか色々と工夫できそうな感じがします。あるいは
引伸機の多諧調用フィルタやカラープリント用フィルタも作れそうに思えます。(私はダイクロック式の引伸機なので必要ないです
けど...)
まぁ色々と妄想しておりますが当面は何もしないです。ただ応用が利きそうですので、将来必要があるときに思い出して工作しそうな
気がしています。
まずは年賀状などの印画紙で作る写真ハガキのメッセージを入れるマスクとして使おうと思っています。OHPだとムラが酷くて綺麗に
メッセージを入れられなかったですから...
2018/08/23 暗室用具
7月の猛暑にくらべて幾分穏やかになって少し嬉しい今日この頃です。
いつもならカラープリントだけをしている時期なのですが、ちょっと訳あって今年は暑いさなかにモノクロプリントをしております。
初めて夏にモノクロプリントをしているのですが、以前ギャラリーの人と話している時に水温が上がるとプリントが荒れるということを
聞いていたので、バットを大小の2重構造にして保冷剤で冷やしてなんとか現像液の温度を下げてプリントしています。
っでプリントしつつ思ったのは、現像液などの消耗品は無くなれば買い足していますが、その他の引伸機やイーゼルマスクやバットなどの
道具は暗室作業を始めた10数年前から全く変わってないんですね(買い足したものはありますけど...)。壊れるような物でもないし
機能的に古くなる物ではないというのが大きいのでしょうけど、昔からの道具があたり前のようにあっていつでも使えるというのは
良いものです。
でも最初に道具を揃えるのって、金銭的なものと場所的なものを考えると結構悩んでしまうところだと思うんですよね。私の場合は
レンタル暗室や暗室プリント講習会のような存在があるのを知らなかったので、道具を買わなきゃプリントできないと思ってエイヤッっと
勢いで道具を揃えて始めちゃったところがあります。暗室プリントを始めるかどうか迷ったら、私のように勢いで購入して始めるか、
近くのレンタル暗室や暗室プリント講習会を検索して参加されるのも良いかと思います。
時間は戻らないものなので、何事にも思い立ったが吉日ということで行動するのが一番良いような気がします。吉日ではあっても
泥沼とも同じ意味になるかもしれませんけど...
2018/08/12 路線乗り換え
ブラパチ...街中をブラブラしながらパチリとシャッターを切ることを言いますが今でも言うんでしょうか?
写真を撮る時にいつも遠くに行って撮れれば良いのですが、そんなに都合の良いことは無いので最近は近場でブラブラしながら
撮っています。その時には便利な電車主体で移動することが多くなります。関西は東京に比べて平野が少ないせいなのか、各社同じ
方向に向かう路線が重なることが多いんですよね。いわば各社が平行になっているような路線なんです。大阪京都間ならJR・阪急・
京阪、大阪神戸間ならJR・阪急・阪神、大阪和歌山間ならJR・南海といったような感じです。
各社の路線は微妙に離れているので、駅が隣接されていない限りは徒歩で歩ける距離ではあっても乗り換えの案内情報は一切無い
んです。こちらとしては1kmぐらいまでの距離であれば歩いて乗換えたほうが都合が良いと思うことが多々あるのです。そういう
ときにわざわざ地図上で探すのも面倒なので、便利な個人サイトを参照することが多いんですね。
http://www.eonet.ne.jp/~spargel/
このサイトがそうなのですが、見ていると今まで知らなかった乗換えの方法を見つけられたりして結構役に立っています。
(更新されてないけど...)
異なる乗り換えの方法を知るということは、知らなかった道を通って異なる景色を見るということになりますから、新鮮な気持ちで
ブラパチが出来るということになるわけです。
いつもの見慣れた所ばかりだとシャッターも押さなくなりますからね...
2018/08/01 印画紙の裁断
以前の日記に、今後印画紙は小全紙サイズだけ購入してテストプリントは裁断して六切サイズにするということを書いていました。
一番のきっかけは、六切(8x10inch)印画紙と小全紙(16x20inch)印画紙との購入時期のばらつきとロットによる違いの解消が狙いだった
わけです。
っで、まだ六切印画紙は在庫があるので裁断のことを急いで考える必要は無かったのですが、さてどうやって切ろうかということで少し
悩んでおりました。小全紙サイズを裁断できるのは今はロータリーカッター(ディスクカッター)しか持っていないのです。このロータリー
カッターって僅かな隙間に紙を挿入して切ることをしますので、露光前の印画紙を通すことによる乳剤面の傷やスリなどの弊害が出て
きそうで抵抗があったのです。それで、大きなサイズのギロチンカッターを買うことを考えていたのですが、どうもこのギロチン
カッターって怖いんですよね。小さな四切のギロチンカッターを持ってはいるのですが、いつか指を切り落としてしまうんじゃないか
という恐怖感が拭えずに使っておりました。まして暗い暗室で行うものですから、その可能性は高まるわけです。
そこで悩んだ挙句に、カットする台座を作ることで裁断しようと考えました。450x300mmの板を2枚ホームセンターで買ってきて、それを
蝶番で繋いでしまうわけです。2枚の板の間には隙間がありますから、そこを普通のカッターで滑らせば印画紙が2分割されるわけです。
あとは印画紙の位置止めのために角材を上部に接着して、印画紙サイズに合うように位置合わせのマークを板にマジックインキで印して
終わりです。工作というほどのものではないですが、これで指を切り落とす心配も無く印画紙をカットできることとなりました。
でもまだ大量に六切印画紙があるので、活躍するのは当分先になるんですけどね。
2018/07/24 C41処方キット
長いことカラーフィルム現像液であるC41現像処方を自家調合(っといっても先人の処方を変えただけですが)していたのですが、
主薬であるCD-4という薬剤が古く灰色になってきて多く調合しなくちゃいけなくなったので、一新して調合済みのC41処方キットに
切り替えました。原因は主薬のCD-4が手に入り辛くなったのが大きな要因でして、迷いましたが海外通販でUnicolorの2リットル用
のC41処方キットを買ったわけなんです。日本でもC41処方キットは売っているのですがそれは主に1リットル用でして、ちょっと
私の使用容量と合わすには2つ使わなきゃいけないので手間的な問題と、Unicolorのは粉体になっていて他のC41処方キットの液体より
は保存時に長持ちするんじゃないかという気分的なものも大きかったので選んだわけなんです。
このキットでのフィルム処理能力は16本ほど処理できるようで、とりあえず溶解してみると発色現像液が紅茶のような色合いなんですね。
現像タンクでの推奨温度は約39度の3分半の現像でしたが、私の持っている熱帯魚用ヒーターではそこまで温度が出ないので、説明書の
現像ドラムでの温度表から30度の10分間の現像時間で試してみるとちょっと濃いので、7分間にしたところ丁度良さそうです。
結果は少しマジェンタ寄りですが普通に発色の良いフィルムが出来上がりました。(その後調整して、7分半で発色現像処理しております)
昔あったナニワカラーキットという有名なカラーフィルムC41処方キットが生産中止になってから、かれこれ10年ぶりぐらいにC41処方
キットを使用したのですが、専用キットだけあって数値を求める作業に時間を割く必要もほぼ無いのは良いものですね。また、海外
では色々なメーカーからC41処方キットが販売されているのを見ると、写真文化の多様性を許容する素地が大きくて羨ましい限りです。
ナニワカラーキットが生産中止になってからカラーフィルム現像を行っていない人も多いかと思います。再びカラーフィルム現像に
挑戦するのも良いんじゃないでしょうか...自家処理って楽しいですからね。
2018/07/13 VISA切り替え
私は主に日本で売っていないフィルムカメラ関係や暗室関係の物を買うために海外通販を利用しています。
その時には都市銀行系のデビットVISAカードで清算しておりましたが、案外事務手数料が高いのですよね。手数料だし仕方が無いなぁ
と使っていたのですが、普段マンションの管理費の振込みに使っているネット銀行でデビットVISAを宣伝していて、条件が良かったので
都市銀行の口座を解約してネット銀行のデビットVISAに切り替えました。事務手数料がポイントで返ってくるというのもありますが、
それよりも口座内で普通外貨預金に移動すればそこから引き落としてドル決済出来るというのがわかりやすくて気に入ったのです。
あわよくば円高の時に外貨預金にして海外通販できれば為替でお得になると目論むわけですが、逆に損する可能性もあるので実際は
海外通販直前に必要な分だけ外貨預金することになるでしょう。同じサービスで事務手数料の分がお得になりますが、そのポイント
還元もいつまで続くのかわかりませんので、あくまで現時点においてお得ということになるでしょう。
今回のようにコストが安くつく方が良いですが、それはあくまで同じサービスで同じ商品という前提であって、異なるサービスや
異なる商品の場合にはコストを最重視するべきではないとも常日頃から思っています。
でも...今まで買ったカメラを見ると高いカメラを持っていないのはどうしてなんだろう?
考えるにコスト無視して好みだけで選んだからこそ今あるカメラなんだと思います。たまたま高く無かったってだけで...
たぶんそうでしょう。
2018/06/29 フィルタ
昔写真趣味になった時には、あたり前のようにレンズには保護フィルタを付けていました。
新品のカメラですから大切に扱いたいというのがあったんだろうとは思いますが、その後いろいろなカメラを使っているうちに保護
フィルタって単にレンズの抜けを悪くしているんじゃないかと疑問に思って止めてしまいました。レンズに余計な1枚を増やすことも
無いかなぁっと感じたし、保護フィルタによってレンズが守られたことが無かったというのも大きかったのかもしれません。
かといってフィルタ自身を使わなくなったわけではなく、カラーフィルムの手持ち撮影以外ではレンズ保護ではなく何らかの描写効果
のあるフィルタを付けることが多いです。使うのはお手軽にレンズ前に捻じ込むタイプが多いのですが、使っているレンズの口径は
まちまちなので必要時にその口径サイズに合ったものを買うことになるわけです。すると自然に増えていくことになってきちんと
整理してないために、同じものをまた買ったりすることがあるんです。文庫本を買っても以前に読んだ事があることを憶えておらずに
又買ったりするのと同じ感覚でしょうか。
これではいけないと思い、口径サイズ別にどのフィルタがあるかを表計算ソフトに記述してフィルタも大きさ別に整理したのです。
あらためて表を見ると無駄に同じフィルタをたくさん買ってるのもあったり、あるいは次に必要なものがわかったりして、整理することで
ちょっとは今後役立ちそうです。っで、そもそも何枚持ってるんだろうかと総計を出してみると110枚以上持っていました。ゼラチンや
樹脂あるいはガラス製のシートフィルタも合わせると150枚ぐらいは持ってることになります。
なんとまぁ知らなかったとはいえ、よくこれだけ集めたものです。翻ってこれだけのフィルタを持っていて、それに見合う写真を撮って
いたかと問われると、確実にそうでは無いと自信を持って言ってしまいます。とりあえず質より量ということで、もう少し撮影の機会を
増やして偶然の1枚でも拾えればと思っているところです。
2018/06/18 冷凍庫のフィルム
私は重い中判カメラを使う時には三脚を使うことが多いのですが、135フィルムの時にはできるだけ手持ちで撮りたいと思っている
ところがあります。
っで少し前から、冷凍庫に入っている昔の135フィルムを消費しようと、色々と現像を試しておりました。そのフィルムというのが実効感度
の低いフィルム群で、コピーフィルム2種類・ISO25のモノクロフィルムっとついでに買ったばかりの赤外フィルムも一緒に試しておりま
した。実効感度が低いということは、柔な私の手持ちじゃブレた写真しか撮れないということになりますので、中庸度ぐらいまで感度を
上げて普通に手持ちで撮れるように現像液を試行していたわけです。また、どれも癖の強いフィルムですので、感度に加えてきちんと
諧調が出るようにしなくちゃいけないんです。さらに私の性格として、それぞれのフィルムに異なる現像処方じゃ面倒だと思ってしまい
ますので、1種類の現像処方の濃縮液を作ってそれぞれのフィルムに対して希釈率と現像時間を求めて...っとかをやって、なんとか
目処が付いたところです。
昔使っていた処方をそのまま使えば楽で良かったのですが、異なる処方でちょっと試してみたかったのです。少しフィルムを無駄に
しましたが、昔使ってた処方よりも良さそうな感じなので試した価値はありました。
たまにはルーチンワークから外れるということも大切なのかも知れませんね。とりあえず135モノクロフィルムは、これら在庫分で
しばらくは事足りそうです。
2018/06/09 不要な機能
少し前にタブレットPCを購入しました。
今まではすごく小さなノートPCを旅に持って行ってたのですが、なにせ7・8年前の物で速度も激遅で液晶も水泡だらけで粘っこい液が
垂れるようになってきていたので、さすがに駄目だと感じて思い切って買ってみました。あ~ぁ、小全紙の印画紙なら200枚ほど買えるし、
あるいは中判フィルムのスキャナを新調できたのに...っとか考えてしまいました。
Windowsの機種なのですが、今のWindows10って最初から要らない機能がてんこ盛りなんですよね。要らない機能を削除するのに時間が
とられたり、裏では不必要な通信をあたり前のように始めたりして...無駄なアプリの削除や通信サービスを止めるのにすごく時間が
掛かってしまいました。OSって基本ソフトなんだから、基本だけを用意して付加機能はダウンロードで対応すれば良いんだけどなぁ。
単に重くなるだけだし...
ふとカメラも同じように、基本機能の露出に関わる絞り・シャッター速度・ISO感度だけを設定できるようにして信頼性と操作性をあげて
くれれば良いのにと思っちゃいました。夜景モードとかポートレートモードとか付いている機種がありますが、たぶん一生使わない機能
なのでモヤモヤするんです。例えて言うと、タンスを買っても使わない引き出しがあるような感じでしょうか。
...でもそんなこと言うと、すべての電子機器はモヤモヤする存在になっちゃいますね。
2018/05/30 スポーツファインダー
ちょっと時間があったので、スポーツファインダーというものを工作していました。
というのも今持ってるピンホールカメラはただ単なる立方体の暗箱でファインダーが無いために、箱の上下左右にテープを張って撮影範囲を
把握していたのですが、テープに沿って視線を上下左右に動かして確認しなくちゃいけないのが面倒なんですよね。それゆえに視線1回で
済ませられるファインダーを作ろうと思ったわけです。レンズを使ったファインダーですとコンパクトになって良いのですが私じゃ
工作できるような物ではないので、単なる素通しのスポーツファインダーを作ったわけです。スポーツファインダーとは、ピンホールカメラ
以外では水中カメラでよく使われているものです。それで、コンパクトにしたくて折り畳みできるようにバネ蝶番を使ったものにして、
撮影範囲の投影は透明アクリル板に線を引いて、まぁとにかく出来たわけなんです。
ただ、出来てみると大きな問題が...焦点距離をそのままの大きさで作ってみたのですけど、私の老眼が思った以上に進んでいるために
アクリル板の線がボケすぎて見え辛いのです。まぁ無理すれば使えるのでしばらくは使うと思いますが、時間が出来た時にでもリベンジ
して作り直そうと思っています。しかし作り直すといっても、焦点距離を伸ばすとそのぶん投影板を大きくしないと駄目なわけで、
ファインダーのコンパクトさと私の老眼での耐えうる見やすさとを両立できるような改修を行わなければいけないんですね。
老眼なんってって思っている若い人も居るかと思いますが、早いか遅いかだけで老眼は確実にやって来るものです。っでその時の為に、
今使ってられるカメラの視度調整のアクセサリは販売中止になる前に揃えておく方が良いかと思いまよ。
2018/05/17 印画紙のサイズ
皆さんは普段どれぐらいのサイズの印画紙を使ってられるでしょうか?
私はモノクロ印画紙の場合に、テストプリントを六切(8x10inch)で本番プリントを小全紙(16x20inch)で行っています。そもそも小全紙に
した理由がどこかのサイトか書籍に、海外では小全紙が主流だと書いているのを見たからなんです。普段はあまりそういうことは気にも
止めないのですが、その頃よく使っていた大四切(11x14inch)ではちょっと小さいなぁっと感じていたので、あっさりと切り替えたわけ
なんです。
テストプリントを六切で本番プリントを小全紙というサイズは利点があって、テストプリントを絞りF22で行って本番プリントを絞りF11に
すれば、理論的には露光時間の変更をせずに本番プリントができるわけです(まぁ実際は調整が必要なのですが...)。
テストプリントを六切というある程度のサイズでテストプリントをすることで、このプリントを元に本番プリントではどのように調整
すれば良いかの目安にもなり、テストプリントを含めることで逆に楽になったように思えます。
っで今まで印画紙を六切紙と小全紙を買っていたのですが、この消費量がばらつくんですよね。テストプリントを多く消費したり本番
プリントを多く消費したりするとすぐにバランスが異なって購入のタイミングが合わないんです。まぁテストプリントだけのフィルムも
多いので、当然といえば当然なんですけど。
っでよく考えたらサイズは等倍なので小全紙をカットすればそのばらつきもなくなるしロットによる違いも解消できるんじゃないかと
今頃になって思っています。とりあえずこれからは小全紙だけ購入して、縦横半分にカットしたものを六切サイズのテストプリントに
しようと考えています。テストプリントと本番プリントをする人であれば、小全紙サイズに限らず本番プリント印画紙を4分の1に
カットしたものをテストプリントにするのも良いかもしれませんね。
それにしてもなぜ今まで裁断するということを思いつかなかったんだろう?
もう少し頭を柔らかくしないといけませんね...
2018/05/05 samurai Z
ゴールデンウィークは全国的にまずまずの天気に恵まれて終わりそうで、良い旅を過ごしたあるいは過ごしているという人も多い
でしょうね。
さて、このカメラは一見ムービーカメラに見えるかと思いますが、れっきとしたスチルカメラで京セラの「samurai Z」というカメラです。
135フィルムを使い撮影範囲はハーフサイズ(18x24mm)となりますので、フィルム枚数は普通の2倍撮れることとなります。このカメラは
もともと私のではなく親父のカメラだったもので、今までは使わずに保管していただけでした。なによりレンズが盛大に曇っていて使うには
きついなぁっと思っていたのですが、よく考えると36枚撮りであれば72コマ撮れるということで1秒間に複数枚で撮れば短い動画のような
ものが撮れるんじゃないかと思って試写してみました。実は冷蔵庫に長巻からのいつ詰めたかわからないフィルムがあったので、消費しよう
と思ったのが大きかっただけなんですけど...
結果がこちらのGIF動画で、レンズが曇ってる上に何も考えずに撮ったので酷いのは
解っていたのですが、それにしても詰まらない動画になってしまいました。ただ、感性豊かな人が使えばもっと面白い動画ができるような
気がします。カラーフィルムでも面白いかもしれません。連写ができるカメラだからこんなこと考えてしまったんですけど、昔の
オートフォーカスなので暗いところではピントに少し迷ってしまうのが難点かもしれません。
動画の出来は置いといて、どうでもいいようなことでも気軽に現像できるのが自家処理している者の利点なんですよね。新年度も始まり
ましたので、自家現像をされていない人は新しいことということでフィルム現像を始めてみませんか? 意外と楽しいですよ。
...っという自家現像への勧誘でした。
2018/04/25 手に入れやすくなった
先日CDを買いました。25年以上前のコンピレーションアルバムで、その時だけ気まぐれで集められたような様々なミュージシャン
から楽曲を纏められたアルバムなのです。昔カセットテープで買ってよく聞いていたもので、今頃になって不意に聞きたいと思いましたが
既にそのカセットテープは処分していて、駄目元で各種楽曲で検索してみるとその時のアルバムが中古CDで売っていました。え~っ
あるんだ...と思って早速購入しまして、最初に入っているダイアナロスの歌声を聴いたときにはちょっと感動してしまいました。
また以前に、暗室プリントの後で加えたい処理があったのですが、よくわからない部分があって昔の洋書本をいくつか探して中古で購入して
みました。3つ購入したのですが、イギリスやアメリカの書店から送られてきました。3つのうち2つは参考になることが書かれていたので
購入したかいがありました。
これらは昔のCDや本の中古で気軽に買えるほど安かったので購入したわけなんです。(逆に安すぎて申し訳ないぐらいで...)
昔だと近隣の店を周っても見つからない物でしょうけど、いまだと近隣ではなくてもネットで日本以外からも探せるようになって便利に
なりました。ただ思ったのですが、需要があれば音楽や本もデジタルデータにして永劫的に利用できるようになるかもしれませんが、需要の
無いものであればデジタルデータにすらされなくて無くなるんだろうと感じたのです。まして、暗室関係のマイナーなものであればなおさら
のような気がします。
つまりは、暗室関係で必要な本があればとにかく買っておこうと思った次第なんです。
2018/04/16 個展を終えて
オリンパスギャラリー大阪での写真展、無事終了いたしました。会期中はたくさんの方にお越しいただき誠にありがとうございました。
さらに、前回個展に引続きご来場いただいた方や遠方からいらっしゃった方も多く、どれだけ感謝しても足りない気がします。
こういう機会を与えてくださったオリンパスギャラリーさんのおかげで貴重な時を過ごすことができました。
写真を撮って多くプリントができたから写真展を行ったという流れですが、写真展を行って良かったと思うのはなによりも客観的に様々
な意見を伺えるという事が非常に大きいのです。ひとりで撮ってプリントしていると、なにかと考えが固着しまいがちになってしまいます。
それをご意見や会話のなかから、もう少し柔軟的に異なった方向をも含めて考えても良いんじゃないかというきっかけを与えてくれています。
また家では多くの写真を並べて飾れませんので、写真展で多く並べることで足りて無いものというのがなんとなく見えてくるような気が
します。
あらためて、新年度のお忙しい中、ご来場いただき誠にありがとうございました。
しばらく写真を撮り控えていたので、とりあえず関西近隣で撮りに出かけようかと思っています。
2018/04/01 個展
富士山は日本で一番高い山、琵琶湖が日本で一番大きな湖...誰もが知っていることですが、実は日本の海岸線って世界的に見て
すごく長いということをご存知でしょうか?
国土の大きさで言えばお世辞にも大きな国とは言えないわけですが、海岸線の長さ(色々な測り方がありますが一般的に認知されている長さ)は、
国土がはるかに大きなアメリカやオーストラリアよりも長く、世界で6番目の長さと言われています。それは国土を他国と接しないたくさん
の島がある島国であるのと、海岸線が複雑な形状で構成されているということで非常に長くなるわけなんです。もっとも、自然海岸と呼ば
れる部分は半分ほどで、他は何らかの護岸がされているのが残念なところではあります。それだけ長い海岸線を有していて緯度もかなりの
差があって季節の寒暖差も大きいことから、各地海岸線には固有の表情というものが季節をまたがって存在している多様性があります。
これだけ長いにも関わらず、案外見知っている海岸線は少ないという人も多いのではないでしょうか?
っで前置きが長くなりましたが、今月の6日金曜日からオリンパスギャラリー大阪で個展をさせていただきます。北は北海道礼文島から南は
鹿児島徳之島までの各地自然海岸線を長時間露光によって撮った写真を展示いたします。本物の海岸線の良さには到底かないませんが、
少しでも海岸にいる雰囲気を味わっていただければ嬉しいです。新年度早々での展示となりますが、都合が良ろしければぜひお立ち寄り
くださいませ。
では、ギャラリーでお待ちいたしております。
(個展に関しては、こちらのPhotoページをご参照ください)