ときどき日記 6 (2017/10 - 2018/03)
2018/03/25 大正区
ローカルな話ですが、大阪ではこの4月に大阪市営の地下鉄とバスが民営化されて「Osaka Metro (大阪メトロ)」に変わります。
なんだかなぁっと思う名称に変わるわけですが、この会社は大阪市内の地下鉄とバスを運営していて、大阪市内のバスに関して言えば
独占企業なんですね。っでそのバス路線が興味深いんです。梅田や難波の路線が多いのは納得するのですが、大正区という場所の路線が
異常と思えるほど多いのです。実際、大正でバスを乗ろうとすると次から次へとバスがやってきて、しかも乗客も結構多いんです。何で
だろうと思っていましたが、地形を見て納得しました。大正区自身が大きな洲になっていて、JRと地下鉄が通っているのは洲の北端の
大正駅だけなのです。中心部や南部に行こうとしても鉄道は通って無くて他の区から橋を渡るのも不便ということで、住民の足としての
バスが発達したような感じなんです。
この大正区に私は10年ほど前、昼といわず夜も撮影によく出かけていました。南部にある工場やいくつかの特徴的な橋や渡し舟など...
結構面白いです。散歩するにも良い所で、お勧めのコースは大正駅から鶴町4丁目行きのバスで鶴町3丁目で降りてIKEAの近くにある
「なみはや大橋」を渡って天保山の方へ歩くコースです。特に「なみはや大橋」はカーブ形状の橋で高さもかなりあって支柱も少ない
ので、渡り始めていくとじわじわと恐怖感が高まり中央部ではかなりの怖さを感じることができます。港区へ渡れば赤レンガ倉庫や
海遊館もありますし、そこまで行けば地下鉄(地下じゃないですけど)が通っているので帰りも楽ちんです。
昔に比べて港湾が綺麗に整備されていますので、暇な1日ができた時にでもカメラを携えてゆっくり歩いてみてはいかがでしょうか。
2018/03/16 一番古いもの
あなたの家の中で一番古いものって何でしょうか?
家や家具...自分自身や親が一番古いよっと答える人も多いでしょう。私の周りでは上図のカメラになります。コダックのretinaという
ドイツ製のフォールディングカメラです。多分、1930年代の#119というモデルだと思いますが、それだと約80年ほど前に作られたことに
なります。大きさは135フィルムカメラということを差し引いてもかなりコンパクトにできています。実機は動作はしていますが、ちょっと
鏡筒が動くのできちんと整備しないといけないなぁと感じています。
皆さんがよく使ってられるパトローネに入った135フィルム(35mmフィルム)は、このretinaの数年前のモデルである#117から使われだした
ようです。それを考えると135フィルムって本当に息長く親しまれていますよね。(20年と続かなかったAPSフィルムとはなんだったんだろう
...?)
これらのretinaシリーズはたくさんあって、1950年代には「Ⅱc」や「Ⅲc」といったベストセラー機が販売されて、それらは
今でも非常に人気があります。「Ⅱc」や「Ⅲc」は中古カメラ店ではよく見かけますし、ピントも目測ではなく距離計連動に
なっているので使いやすくてお勧めです。(あくまで機械式カメラとしてですけど...)
扉で開閉するフォールディングカメラって、レンズキャップも要らないし外観もレトロで可愛らしくてちょっと良い感じがしませんか?
古道具は100年経つと「付喪神」という妖怪になるという伝承があります。この持っているretinaは「付喪神」まで後20年ほどですので、
きちんと整備に出してその妖怪を待ってみようかと思っています。
2018/03/08 気になる引伸機
私は写真趣味になって自家フィルム現像とかするようになってから、印画紙を焼くために引伸機のラッキーV70という機種を買って
それをずっと使っています。簡単に壊れるような物ではなくて全く不満も無いのでこれからも使っていくと思うのですが、他にはどんな
引伸機があるんだろうかと関心があるわけなんです。もっとも、2台も置けるスペースが無いから、単なる妄想的にWEB上で徘徊しているだけ
なんですけど...
ベセラーやオメガは有名所で海外では普通に売っているし、国内ではLPLも現役で海外ではOEMブランドで売っていたりします。生産は終わ
っていても、コアなユーザーから支持されて使用されている引伸機のメーカーもありますね。私は1機種しか知らないですけど、いろいろな
機種を知っている人なら操作性や精度に拘りがあるというのも長く引伸機を使っていて少しわかるような気もします。(今の引伸機でも
少なからず改善している部分もありますので)
それら引伸機メーカーの中で気になっているメーカーがあります。
http://www.kaiser-fototechnik.de/en/index.asp
多分カイザーと呼ぶメーカーかと思いますが、かなり良い感じなのです。(あくまで感じですけど...)
引伸機って色々な部品から構成されているのですが、このメーカーではいろいろと部品の種類を選べるようにもなっているようです。台座の
大きさから支柱の長さなど用意されているので、技量に合わせて部品だけを後で変更するといったこともできるようになっています。部品を
含めたシステム的になっているところが、なんとも興味があるんですよね。それにドイツ製というのも信頼性の点で興味される所では
あります。
なかなか気になる引伸機なのですが、実際の使用感とかを知りたいと思って検索しても日本のサイトでは全く記述が無いんですよね。引っか
かるのはカイザーの別の暗室用品だけで引伸機は全然見当たりません。なんか謎なんですよね...私の探し方が悪いんだろうか?
まぁ謎が明らかになってすごく良い引伸機だとわかっても買う予定は無いんですけどね。
ただちょっと気になるんです...ちょっとだけね。
2018/02/28 不明だったこと
最近やっとわかったことがありました。
このサイトのProfile欄の今後行きたい所という項目で「...まずは甑島(こしきしま)へ行ってみたい」と書いております。この内容は
2015年にサイト開設してからずっと変わっておりません。本当であれば既に甑島に行っていないとおかしいぐらいの年月が経っております。
実際、その間に何回か近くを通っているんですが島には渡っていませんでした。どうして甑島に行って無いのかというと、橋が完成するの
を待っていたわけです。少し甑島を説明しますと、鹿児島県西側の川内あるいは串木野の沖合いにある島でして、上甑島・中甑島
・下甑島と3島が連なって甑島と呼ばれているわけです。そのうち、上甑島と中甑島は橋で繋がっているのですが、中甑島と下甑島の間の
橋は工事中だったわけです。それほど大きな島ではないので、橋が完成してから行けば島間の移動もスムーズに行き来できて都合がいい
と思って、ずっと橋の完成を待っていたわけなんです。
その問題の橋なんですが、繋がる年度がよくわからなかったのです。色々な噂があって、2017年か2018年あるいは2020年に完成だという情報
が混在してて、唯一の情報と思われる串木野海上保安部の橋の進捗情報も半年や1年毎の更新で進んでることはわかるのですが、完成年度
がわからなかったのです。それがひょんなことに個人サイトに情報が載っていて、海上での作業が難航していて2年遅れの2020年度を予定
しているとのことでした。昨年だと願望していて最悪今年だと思っていただけに少しショックです。また難航しているってことは、2020年
予定も少し遅れる可能性が高いような気もしますね。
あ~ぁ、Profileのこの項目はしばらくは書き換えることはできなくなったわけです。でも機会があれば橋ができていなくても行ってみたい
気もします...
2018/02/17 個展に向けて
まだ先なのですが、4月初旬に大阪で個展を行うことになりました。
よろしければこちらのページを御覧くださいませ。
今回の個展を行うにあたり、昨年から少しづつ作業をしていました。もちろん写真展なので、ちょっと違和感のある写真は暗室作業で
再度プリントをやり直しました。あと、枚数が足らない額とマットも用意しました。額はオリンパスさんが貸出用フレームを無料で
用意されているのですが、私は変なサイズで統一していて合わないので、借りることはせずに不足分をを購入して用意しました。
額装で必要なマットの方もストック分が少なかったので購入しようと検討しました。ドライマウントしてオーバーマット加工しますので、
額ひとつに対して2枚必要になるわけです。昨年の個展では数年前に海外通販で買った大全紙(20x24inch)サイズのミュージアムボードを
使ったので今回もそれにしようかなっと思っていたのですが、ミュージアムボードの原版が40x60inchというすごく大きなサイズのものを
売っている所を国内で見つけてそれを購入してみました。今回の個展とは別に大全紙以上のサイズのものを家で飾ろうかと思ってたのと、
自分でカットすれば1枚から大全紙4枚分取れるのでその分安くなるというメリットもあって購入したのです。結果的にはカットさえすれば
海外通販で大全紙サイズのを買うよりも安い価格になって費用を抑えることができました。
っでカットしながら思ったのは、昔マットカッターを買う時に大きめのサイズのマットカッターを買っていて良かったという事です。
今まで使っていて、もう一回り小さなもので良かったんじゃないかと思いつつ作業していたわけですが、今回大きなカットが必要になった
ことで大きめのマットカッターを買っていて良かったとしみじみ思ってしまいました。時を経てから、大は小を兼ねるということを実感した
次第なんです。
まだまだ額装作業が残っていますが、個展まで時間があるので暇を見つけて徐々に仕上げていこうかと思っています。
2018/02/07 フィルタのギミック
私はよくフィルターを使うのですが、フィルターって取付けと取外しが面倒なんですよね。捻じ込み式のものは取外しの時に回転の
度合いが把握できなくて、落としたりすることがあります。また、1眼レフだとレンズを通した画像を見るので、濃い目のフィルターだと
付けっぱなしという訳にはいきません。もっと簡単に付けることができれば良いのにっと思ってましたが、マンフロットからマグネット式の
フィルター枠であるxumeという製品を売っているようです。
https://www.manfrotto.jp/products/filter-suite/xume-adapters
昔こういうのが発売されるとどこかで見た気がしますが、幾年を経てからマンフロットから販売されているようです。磁石の力で付けて
しまうので、捻じ込み式のような手間が掛からずに一瞬で着けたり外したりできて便利そうな製品です。ただ、レンズの方に磁石を使った
ベース枠をつけてフィルターの方にもフィルター枠をつけるために厚さが元のフィルターよりもだいぶんと分厚くなってしまって、広角
レンズであれば周囲をけられることもあるような気がします。広角レンズの時には、予めレンズの方にステップアップリングを付けて、
1サイズ大きなフィルターサイズで統一する必要があるのかもしれません。
なかなか興味をそそられる製品ですが、普段広角レンズの使用が多い私はちょっと考えてしまいます。1サイズ大きくすると、それに合わせて
レンズフードも考えなきゃいけないし...
う~ん、便利そうなんだけどなぁ。
2018/01/28 写真の修復
興味深いyoutubeの動画を見ました。(10分程度の長さです)
https://www.youtube.com/watch?v=3J1NPW19AKs
色褪せた昔のモノクロプリント写真を復元する職人さんのドキュメンタリなのですが、Photoshopなどによるデジタル修正ではなくて、
その1枚だけのプリントを使って暗室で使う液処理によって復元するというものでした。この動画を見ると、印画紙の銀って古くなって
色褪せた状態でも内部的にはきちんと残っていることに少し感動してしまいました。また、写真を復元するといっても原版は1枚しかない
わけですよ。経年状態なりプリント時の処理も様々なものを原版を使って処理するんですよね。人様の大切にしている写真を失敗が許され
ない1度だけで復元するってことに、何故か腹がキリキリ痛くなってしまうと同時にこの職人さんはすごいなぁっと思ってしまいました。
この特許は公開されていて、
http://www.j-tokkyo.com/2001/G03C/JP2001-042489.shtml
この特許がそのようなのですが、かなり細かく手順なども記述しています。個人的に興味深いのはまず最初に硬膜処理をしていて漂白液に
過マンガン酸カリウムを使用しているところです。大きな処理手順は漂白して再露光して普通の現像処理をするってことになるんでしょう
けど、この特許内に書かれていない経験値的なものが出来に大きく関わってくるんでしょうね。
私だと失敗するとは思いますが、色褪せた重要で無い写真を手に入れたらちょっと試してみたいですね。
2018/01/17 暗室作業でのこと
このサイトに来られている方はプリント作業をされている方が多いと思いますが、印画紙を現像液に入れて処理する時のやり方って
正しい方法とかあるんでしょうか?
昔のドラマや映画で暗室のシーンがあると、必ず乳剤面である表が上になるようにして処理しているんですよね。印画紙に像が徐々に
現れるというのを表現したくてそのようにしているのか?それともそれが普通のやり方なのか?残念ながら他人の作業を見たことが無い
のでまったくわからない疑問なんです。私は印画紙投入時は乳剤面を下にする裏面で投入して、最初に1回だけ表に返してすぐに裏にして
そのまま現像処理しています。ようは、ほとんどの時間が像の出ない裏面をトングでつついたり、バットの端も持ち上げたりして攪拌
しつつ処理しています。まぁ味気のない現像の3分間なのですが、乏しい光の赤ランプの下では判断のしようが無いのと、そこで問題が
発覚してもどうしようも無いのでそのようにしています。
そもそもそういうやり方になった理由というのが、小全紙サイズのように大きな印画紙の場合に現像ムラが起こることがあったからなん
です。バライタ紙の表の乳剤面って凹型にカールしているんですね。それを表のまま投入すると液面との接地で印画紙に浸透する
時間差が出てムラが起こってしまうことがあるんです。特に濃度の低い部分は目立ってしまうんですね。そこで、印画紙対角を両手で
持って乳剤面が凸型になるよう反らせて空気が入らないように、対角方向で現像液に投入しています。
それでムラが出ることは無くなったのですが、他にもっと良いやり方とかがあるような気もしています。前浴すると手間もかからなくて
ムラも出ないような気もしますが...どうなんだろう?
なんか自家処理での方法って、皆それぞれ独自ルールのようなものを持っていそうですね。
2018/01/06 近代化の弊害
あけましておめでとうございます。
本年も皆様のフィルムカメラライフが充実することを願っております。
っで、私は昨年も行った東北に旅に出ておりました。移動は飛行機で青森まで行って、後は太平洋側や内陸部をローカル列車やバスを
使って北陸経由で帰ってきました。ちょっと思ったのですが、新幹線が通っている駅とか通る予定の駅って軒並み同じような駅舎になって
るんですよね。駅前を拡張してちょっとオシャレにした駅舎なんでしょうけど、地域性の無い同じような駅ビルになっていて味気なく
感じてしまいます。
駅近にあった個人経営の居酒屋や大衆食堂が無くなって全国チェーンの店ばかりになっており、いったいどこに旅に来てるんだろうかと
ふと思ってしまいます。電車旅では駅周辺でその地域の匂いというかそういうものを感じたいと思っているところがあるんですが、
時代と共にそういうものも消えつつあるのかなぁと感じています。
その地域を知るんだったら、電車ではなくて車を使って隅々まで周る方が、その地の良さが理解できるように感じた旅でした。
次は雪の無い時期にでも車で周ってみようかな...
2017/12/26 フィルム消費
今年も年の瀬が近くなってます。なんか年末って知らぬ間に不意に訪れてくる気がしてしまいます。
皆さんは今年、フィルムをどのくらい消費されたでしょうか?
人によって考えは異なるとは思うのですが、私はフィルムの消費量が増えればその分良い写真が多く撮れると思っているところがあります。
ようは、数打ちゃ当たるんじゃないかと考えるんです。もちろん当たるのは希で、大部分は駄目な写真ばかりですが...
色々考え方はあるでしょうけど、肝心な時にカメラを持っているか持っていないかは大きな違いがあるのは確かですので、これから迎える
年末年始のイベントに備えてフィルムの準備とカメラの用意をしておきましょう。簡単に手に入らない特殊な電池も忘れないようにね。
今年、このサイトに訪れてくれてどうもありがとうございます。暇な時にでも又訪れてください。
さあてっと...雪国の少し寂しげな雰囲気を浸りに北の方に行こうかな?数日考えて旅に行ってきます。では良いお年をお迎えください
ませ。
2017/12/16 デジタルでも高い
少し前にちょっと訳あって100枚ほどのイメージデータをA4サイズの写真モードでプリンタ出力したのですが、いやぁインクジェット
プリンタのインクって、減るのが早くてビックリしました。30枚ぐらいごとにインクを替えなくちゃいけなくて、何回かインクを買いなお
さなくてはいけなかったです。ただでさえ高いインクなのに、こんなに消耗が早いとは予想外で痛い出費でした。プリンタインクは高級
シャンパンのドンペリより高いと言われるのが今回痛いほど解りました。さらに使っているプリンタが2万円もしない一般のプリンタなので、
インク代の高さに余計に腹が立ってしまいます。私にとってはあまり重要でないプリンタインクに出費するのも馬鹿らしいので、サード
パーティ製のインクカートリッジ付きの詰め替えインクセットを買ってしまいました。値段的に数分の一になりましたし、発色もあまり
変わらないようなので、これで充分かなぁっと思っています。今までカラーで出力することが少なく、モノクロはレーザープリンタの方で
出力していたので、インクジェットのカラープリンタがこんな状態だとは思いもよりませんでした。昔のプリンタはもっと長持ちしていた
ような気がするのですが...?
デジタルで出力している人って、A3ノビの高級機などで8色インクとかを使ってられるんですよね。う~ん、思った以上にデジタルプリント
出力って出費がかさむようで、デジタルだから安く済むと思っていたことに少し反省してしまいました。
2017/12/2 フェリー航路休止
今年の4月に奄美大島と徳之島にフェリーで行って来たのですが、その長距離フェリーである神戸・大阪から奄美群島・沖縄本島へ行く
琉球エキスプレスの航路が、旅客からの乗船を休止して貨物のみになったようです。私が行ったとき時期外れもあって乗客は少なくて、
8人部屋だったのですが行きは1人で帰りは2人の利用でした。時間の掛かるフェリーよりも格安航空会社を利用する客が多くなったという
ことで無くなってしまったようです。
また長距離フェリーではあっても設備面で少し劣っていて、浴場や食堂や売店が無くてシャワーだけというのもリピーターを呼ぶことが
できなかったような気がします。他の長距離フェリーでは、浴場や食堂や売店はもちろんのことミニシアターやカラオケルームやキッズ
ルームなど色々と工夫されているだけにその差が目立っていました。休止は残念なことですが、とにかく休止前に旅に行けて良かったです。
今後は関西から奄美群島・沖縄本島へ車で直接行くことは出来なくなってしまいましたが、別会社のフェリーも使って鹿児島経由で奄美群島
・沖縄本島へ行けますので、また南の方へ行きたくなったらそのような航路を辿ることになるでしょうね。
日本各地の島に住んでいる人って昔に比べて劇的に減ってきていますので、格安航空会社の影響と共に需要そのものがなくなってきているの
かもしれません。行ってみたい所へはいつでも行けるからと思って後回ししていると、そのうち行けない所になってしまうこともあるかも
しれません。いつまでも健康であるとも言えませんからね...旅に出るなら今のうちですよ。
2017/11/19 年賀状をプリント
そろそろ年賀状をどうしようかと考えて居られる人も多いのではないでしょうか?
私は昨年、初めて自家カラープリントの年賀状を作ったのですが、いつもの自家モノクロプリントの年賀状よりもさらに評判が悪いので、
今年はいつもの自家モノクロプリントに戻して出すつもりです。
自家プリントで年賀状を出す方もいるかと思いますが、ハガキサイズ(10x15cm)の印画紙って昔はたくさんあったのですが、いまは普通に
手に入るのはADOXの印画紙だけじゃないかと思います。私も昔はハガキサイズの印画紙を使っていましたが1年に1回しか使わなくて不経済
なので、いつも使っている六切り(8x10inch)サイズの印画紙に2枚分露光した後にギロチンカッターでハガキサイズにカットするようにして
います。
私は写真と年始の挨拶をハガキ裏面に露光するようにしており、挨拶の文言部はPC上で黒白反転した文言をOHPに印刷して
カットしたものをイーゼルマスクの裏に貼り付けます。そして写真部と文言部を互いに覆えるようにイーゼルマスクの羽上に厚紙2枚で切り
替えられるように貼り付けて、写真部は引伸機で普通に露光して文言部は懐中電灯で手動露光して行っています。ただ、ハガキ表面の住所とか
をPC上でプリンタに出力しようとしても紙詰まりするんですよね。バライタ紙のように厚い紙は今普通に売っているプリンタじゃ印刷でき
ないのです。昔は厚紙でも平気なプリンタがたくさんあったのですが...なんか退化しちゃってます。そこで宛名ラベルに印刷してハガキ
表に貼るようにして誤魔化しています。
昔は年賀状を出さない時期もあったのですが、長年送ってくれる人もいて、とりあえずの生存確認的な意味合いで送るようになりました。
50歳も過ぎると、送りたくても送れなくなったりもしてしまいます。今年は1枚送れなくなってしまいました。日頃から健康には注意しなく
ちゃいけないなぁっとしみじみ思ってしまいました。
2017/11/08 ペーパームーン
先日、久しぶりに映画を見ました。年に1,2回ほどしか映画を見ることは無いので、良い映画に出会う事が少ないのが残念なの
ですが...
映画といえば、だいぶんと昔のものになりますが、「ペーパームーン」という映画をご存知でしょうか?
有名な映画ですが40年以上前に作られたので、若い人なら知らない方も多いかと思います。テイタム・オニールと実の父親のライアン・
オニールが共演していて、詐欺をしながら各地を転転とする話のロードムービーなのですが、あまりにも良くできていて何度見ても全然
飽きないぐらいです。っでこの映画は、全編モノクロフィルムを使って撮影されていて、もちろんその頃はもうカラー映画があたり前の
時代でしたので、昔の禁酒法時代の雰囲気を出すためにあえてモノクロフィルムを使用したのだと思われます。さらに、この映画を見ると
モノクロフィルムを普段使ってられる人なら、あることに気が付くかもしれません。それは、映画の画像のコントラストが高いのです。
DVDのおまけ説明を見てみると、モノクロフィルムに赤フィルタを使って撮影されているそうです。普通、赤フィルタを使うとおどろおどろ
しい感じになって違和感が大きいのですが、この映画では広大なアメリカの乾いた大地の雰囲気に合っていて違和感をあまり感じさせずに、
逆に良い感じに仕上がっています。
良作ですので、気になったらレンタルやネットで御覧になってみてください。古い映画なのでDVDでも安く販売されていますよ。
2017/10/30 デジタル台頭のころ
このSHIMADASという本は日本中の島が網羅されている辞典でして、島を巡るときの参考になる情報が書かれている良書なのですが、残念
ながら10年ほど前に廃刊になってるんです。新しい刊が出れば欲しいところですけど、今の出版状況だと新刊を出すのは難しいような
気がします。
ところで、その本の上にある独特の色をしている135フィルムの切れ端、銘柄わかりますか?
わかる方は10年以上フィルムカメラを使用していて、そして多分、変わり者じゃないでしょうか?
これは、KODAK HIE という赤外フィルムなんです。10年ほど前に生産中止になって、最後の値札を見ると1本2190円で買っていたようです。
そのころはフィルムがどんどんと無くなっていた時期で、このフィルムも生産中止の噂が出ると瞬く間に値段が上がっていったものです。
ただ愛用していたフィルムでしたので、財布と相談してヨドバシカメラでできるだけ買いだめをしました。この頃はフィルムだけじゃなく、
フィルムカメラ関連用品も瞬く間に生産中止になっていったころで、暇があれば梅田や心斎橋や難波のカメラ店を巡って、またネットでも
巡回して必要なものを確保していた記憶があります。そういえば同様にゲッコールというプリント現像薬品も片っ端から買い集めていたのを
思い出してしまいました...
っでこのフィルムは、高感度で赤外領域がやたらと広い赤外フィルムで、フィルムはダークバッグ内でフィルムケースから取り出して装てんと
取外しをしないと感光してしまうし、粒状性が非常に粗くて欠点が多いのですが、手持ちで撮影できる上にその粒状性も含めての描写が好きで
良く使っていました。消費期限は9年前に終わっていて今回5年ぶりに冷凍庫から出して使いましたが、やはりというか薄っすらとしか写って
おらずフィルム全体が感光されたようになっていて使い物になりませんでした。低中庸度のフィルムで冷凍庫保存であれば全然問題ないで
しょうけど、高感度特殊フィルムだったので冷凍庫保存とはいえ長期保存できなかったようです。このフィルムも残り4本あるのですが、残念
ながら使いようが無いので破棄するしかないようです。
他銘柄の生産中止のフィルムも冷凍庫に幾つかあるので、折を見てチェックした方がいいようですね。
2017/10/19 ローライフレックスT
2眼レフカメラつながりで...
このカメラはローライフレックスTという2眼レフカメラで、車ではない旅によく持って行きます。買ったのは10年ほど前で、50年以上前の
カメラなのでもちろん中古で購入したわけです。カメラの状態は非常に良くて手ごろな価格だったので購入したわけですが、カメラカバーの
革はまだまだ大丈夫でしたが、ストラップの革は年式相当で撮影中に切れるかもっと思わせる状態でした。せっかく買ったカメラのストラップ
が撮影中に切れることだけは避けたかったので、新しいストラップをつけようと思ったのですが、写真のようにローライフレックスはカニ爪の
ような特殊な形状をしていて普通のストラップでは合わないのです。自分でストラップを作ろうかと思いましたが、このカニ爪の金具の箇所が
上手く処理できないような気がして、作ってくれるところがないかとWEBで探してみると、当時勤めていた勤務先の近くにオリジナルの
革ストラップを作るところを見つけたんです。心斎橋にあるacru(アクリュ)という店で、古いストラップを持っていって依頼したら、
上図のようなしっかりしたストラップを作ってくれました。今でもやってるかなっと思って調べたら、今ではバリュエーションも増えて
色々と選べるようにもなっているようです。
フィルムカメラをやってると中古カメラを購入することが多く、ストラップはどうしても経年劣化していることが多いんですよね。大丈夫
かな?っと少しでも感じたら、ストラップを新調するようにしてくださいませ。末永くお気に入りとなるカメラかもしれませんから...
2017/10/06 二眼レフ型
毎年のことですが、ちょっと北海道へ10日間ほど周って来ました。今年は久しぶりに内陸部を重点的に周ってきて丁度良い紅葉がとても
美しく、大阪周辺では見ることができない光景を堪能してきました。やっぱり良いです、北海道って。住むには冬季は辛い所でしょうけど...
ところで、この画像の物って何かわかりますか?
わかりますよねぇ...ご想像のとおり二眼レフ型の鉛筆削りです。数年前に海外通販で見つけてついでに購入しましたが、日本でも売って
いるようです。普通の卓上型の鉛筆削りの機能は揃っていて、鉛筆の尖り具合の調整もあって削りカスも下の箱に収納されるので、機能的には
全然不満なく使えます。こういったカメラ関係の小物って普段使うものであれば持っていると楽しいものです。そういうものって他にないか
と探してみると、レンズ型のマグカップ・ポラロイドカメラ型のトイレットペーパーホルダー・レンズ型の枕や椅子...なんか色々ある
ようです。
私のように話のネタにするつもりで、お気に入りのものがあれば購入してみてはいかがですか?