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ときどき日記 14


2022/01/17 AFコンパクトカメラ高くなってる?

服部緑地

昔デジタル移行期にメーカー直販のwebショップでカメラを激安の数千円で買ったことがありました。
デジタル移行期で一番直撃を受けたコンパクトフィルムカメラだったのですけど、ズームレンズ搭載のAF機でその値段は新品としては破格だったので買ったのです。 なんせメーカー直販でしたから信用もありますし、F値が暗いことを除いては普通に使えるだろうと思ったのです。それを最近また使い始めた時に、機能の再確認の ために部屋のどこかにある説明書を探すよりweb検索が早いと思ってそうしたわけです。そういうカメラの機種を検索すると、だいたい中古カメラ店かオークション が上位に検索されるんですね。こんなマイナーなコンパクトカメラでも中古カメラ店で売ってるんだと思って開いてみてビックリです。なんと中古なのに買った時の 10倍以上の値段が付いているのです。この店が高いというのが実際なんでしょうけど、試しに有名中古カメラ店でAF機コンパクトフィルムカメラの色々な機種の値段 を見ると、ずいぶんと高くなっているものが多いんですね。
一方同じAF機でも、エントリー機のAF一眼レフは結構安く販売されていたりします。その一眼レフに単焦点50mmレンズでも付ければ、明るいレンズだから絞りの幅は 広いしシャッター速度も幅がありますから、輝度差による撮れるシチュエーションって大きく拡がって使い勝手が良いと思うのですけどね。オートモードにしていれ ばコンパクトカメラと操作は変わりませんし、でもちょっと大きく重くなってしまうために人気が無くて安いのでしょうか...?
そんなこと考えながら中古カメラ店のサイトでAF一眼レフ見ていたら、程度の良いのがたくさんあって思わず5000円のAF一眼レフを買ってしまいました。いつものご とく予備機の確保をしたわけです。まぁ予備機は必要ですからね...



2022/01/07 リラックス旅

コナン駅

あけましておめでとうございます。
年末年始は3泊だけ瀬戸内海を周るようにして車で旅に行ってました。本当は北陸に列車で行こうと思っていたのですが、積雪で列車が動かなくなると思って急きょ変え たのでした。実はちょうど1年前には山陰へ行ってた時に丸1日列車が運休して苦労して路線バスを乗り継いで逆方向の地へ退避した経験があったために、さすがに2年続 けての列車運休での対処をするわけにはいかないと思ったのです。結果的にもし北陸へ行っていたら同じ轍を踏むところでした。
瀬戸内海周辺といっても見知ってる所ばかりなのですけど、この2年近くになる自粛期間中に暇があれば行くべきところを探して日本地図にマークすることをしておりま した。主に地形を見て判断していたのですけど道から少し離れると見落としてる場所があって、今回そういう所を見繕って何か所かを周って色々撮影地を探しておりまし た。135フィルムカメラ3台にそれぞれカラー・モノクロ・赤外フィルムを詰めて三脚も使わずに手持ちで撮っていました。宿泊も車中泊ではなくビジネスホテルにしてゆ っくりできました。久しぶりに心の洗濯ができたように思えた旅行でした。



2021/12/26 年の瀬

淀川河川敷

年の瀬が近くなってきました。
年末ということで暗室プリントで使う現像バットの洗浄をしておりました。炭酸ナトリウムをお湯で溶かしてバットに入れてメラミンスポンジで汚れを落とすというや り方です。バットは多少汚れていても別に影響はないのですけど、気分的なものが大きいですからね。その洗浄作業をするたびに作業が楽なステンレスバットに変えよ うかといつも思うのですけど、なぜか長年購入に至らない用品なんですよね。調理用深バットならそれほど高いわけでもないんですけど...
その暗室プリントも撮影済みフィルムがあってのものなんですけど、この1年を振り返ると写真趣味になってから今年が一番フィルムを消費しない年になっていました。 遠くに行けなかったというのが大きくて、せいぜい半径300km圏内で動いていたようでした。この範囲だと見知ってる所が多くて、撮影せずに素通りすることになってし まうのです。来年は大阪ナンバーの車でも気兼ねなく遠地へ行ける年になって欲しいものです。
今年はあまり撮れなかったために年末年始は原点回帰ということで、三脚も持たずに135フィルムカメラだけ持ってどこかに短い旅行にでも行こうかと思っています。
では皆さま、良いお年をお迎えくださいませ...



2021/12/13 レンズ磨き

兵庫県福良

少し前に中古フィルムコンパクトカメラを買ったのです。小さくて赤色のボディが気に入って半分は衝動的購入でした。それはAE露出でピントは絵アイコンを手動で 合わすゾーンフォーカスで、巻上げは手動という80年代にはよくあったタイプのカメラなんです。
そのカメラは買う時にレンズにクモリがあって影響するだろうなっと思ってたのですが、買って試写して駄目だったら駄目な時に考えようと思っていたのです。それ で実際に試写しますと、思った以上の低コントラストで白っぽくなったフィルムが出来あがってしまいました。ここまで酷くなるほどクモリがあるように見えなかっ たので、とりあえず普通のレンズクリーナーや中性洗剤でゴシゴシやってみましたが全く改善が見られません。フォトルーペでレンズを拡大して見てみますと、幸い レンズ表面のみのクモリであるようです。
う~んどうしようかと考えて、最終手段である酸化セリウムに手を出すことにしました。いわゆる研磨作業をすることになりますからレンズのコーティングも剥がれ ることになり、他人には全くお勧めできない最終手段ということになります。そうはいっても背に腹は代えられません。酸化セリウム粉体を同量の水で溶いてレンズ に垂らして、クリーニングペーパーで満遍なく磨くという作業を何回も何回も繰り返してみました。カメラを分解してレンズをとりだせればもう少しマシな磨き方も あったと思うんですけど、なんせ分解するとカメラを壊してしまう確率がぐんと上がるほど不器用なためにそのままの状態で磨く方法となったのです。っで磨いた結 果はというと、クモリがほとんどなくなりました。思った以上に結果は素晴らしいものでした。
これで少しは使える赤い小さなコンパクトカメラになりました。お勧めできないやり方なんですけどね...



2021/12/01 インスタントフィルム一眼レフ

北海道

全然知らなかったのですけど、一眼レフのインスタントフィルムカメラがあるんですね。
NONS SL42」というカメラで、ペンタプリズム搭載でシャッタースピードも自由に変えられるのです。 そしてキャノンEFマウントレンズが装着できてレンズで絞りやピントも変えられるという、まるで昔のスタンダードな一眼レフなのです。違うのは、ロールフィルムじゃなく フジフィルムのInstax miniというインスタントフィルムを使うということです。Instax miniの画像の大きさって120フィルムの645版ぐらいの大きさですので、このカメラ も中判カメラぐらいの少し大きめになっています。EFマウントのレンズ資産が使えるってことで、好みの焦点距離でインスタントフィルムに写し込めるというのは中々興味 深いです。
また「NONS SL42 MK2」という新機種?がクラウドファンディングしていたようです から、近いうちに販売されるのでしょうね。
以前はカメラではなくフィルムバックとしてインスタントフィルムが使用できるようにしていたカメラが多くありました。現在でも大判4x5版でのフィルムバックは 「LomoGraflok 4×5 Instant Back」が販売されています。こちら はフジフィルムのInstax Wide用になっていますから、上記一眼レフで使うインスタントフィルムにくらべて約2倍大きな面積の画像になります。
これらと共にフジフィルムやポラロイドや他メーカーのインスタントフィルムカメラがたくさんありますから、ことインスタントフィルムでは新品の選択肢が豊富で 羨ましいですね。



2021/11/19 自作ピンホールカメラ

昔の北限稲作地

9月中旬から少しづつ作っていた少し変わったピンホールカメラがやっと出来上がりました。なんせ不器用なものですから、失敗の無いように慎重に少しづつ工作して いたらいつの間にか日数がかかってしまっていたのです。工作する方法や部品をどうするかで悩んで探していた時間が大きかったですけど...
工作素人同然の私にとっては少し複雑な形状で、まずは設計を平面的なドローソフトで作っても頭の中で整理出来ないために、サーフェスモデラーという3次元で形状 を作るソフトで設計図を作りました。ただ設計は出来ても未熟な工作技術がそれを許しません。電動工具など持っていないために、板材をノコギリで真っすぐに切るこ とすら怪しい未熟さなのです。今回の設計では板厚方向に45度で切るという難度の高い所が多々あるために、ノコギリをガイドで固定して切るという便利な道具(ソー ガイド)を使いました。まぁそれでもちょっとずれてしまうんですけど、やすりで整えれば上手くいきました。また組立時にも板材に少し隙間が出来ていたりした所は、 木工パテというもので埋めたりしました。ピンホールカメラの箱は2重にしているので光線漏れはないと思うのですけど、隙間があると見栄えが悪いですからね。それ ゆえ塗装は木目を活かした塗装は出来なくて、油性の不透明塗料で派手な真っ赤色に塗りました。っとまぁこれら補助道具や用品など細々した便利な物のおかげで、 なんとか見栄え良く仕上げることができた次第です。
とはいっても未だカメラとして機能するかどうか試していませんので、近々にちょっと大阪湾にでも行って試写してみようかと思っています。



2021/11/07 コダック値上げ?

淀川堤防

なんかコダックのフィルムが年明けに20%以上値上げをするらしいです。もしそうであれば、コダックは3年連続で大幅値上げとなります。(なお現時点でコダックは 正式発表しておりませんから、値上げされないかもしれません)
私は10年前にそれまで主流にしていた白黒フィルムのコダックPLUS-Xが販売中止になって、イルフォードFP4+に切り替えた記憶があります。愛用のフィルムが無く なるくらいなら多少の値上げをしてくれた方が苦しくもまだマシだと思うのですけど、多くのフィルム本数を撮る人には値上げを許容するか切り替えるかの悩まし い選択になることがあるかもしれません。
値上げの理由は、材料費・製造コスト・物流費の高騰の影響であるようです。特にアメリではインフレがきつくなってますので、コダックが一番影響を受けるメー カーかもしれません。昔のデジタル移行時の値上げ理由であったフィルム需要減少ということでなく、逆にフィルム需要の高まりに供給が応えられないという状態 になっているようです。実際に米国販社では一時期よりマシになったとはいえ、特にカラーネガフィルムの入庫待ちが度々見受けられて購入し辛い状態が続いてい ます。できることなら写真用カラーネガフィルムにも長巻フィルムをリリースしてくれれば、材料費と物流費でだいぶんと緩和できるしユーザーも安く購入できる ようになると思うんですけどね...
今回の値上げはカラーネガフィルムだけじゃなくモノクロフィルムも含めて全てのフィルムが対象のようですので、コダック愛用者でフィルムストックが減ってい る人は念のため多めに購入しておく方が良いかもしれません。



2021/10/27 カメラの故障

オデオン座

先日フジフィルムのKLASSE Sというコンパクトフィルムカメラが故障してしまいました。
思い返せばトイカメラを除いて私が最後に買った新品フィルムカメラがこれだったのです。それでも買ったのが10数年前のことですので仕方ないのかもしれませんけ ど、代用品となりえる新品フィルムカメラが存在しない今現在では惜しい気持ちが大きいですね。
ぶつけたとか落としたというわけではないのですけど、故障の予兆らしきものはありました。それは電池容量の不足警告が出てくるのが異常に早かったのです。それ でいて取り出した電池はテスターで測ってもそれほど減っていないボルト数を示していて、試しに他のカメラで使用しても容量不足になることも無く充分使えるよう な状態だったのです。今回もそれだなと思って電池を入れ替えたのですけど、電池を入れ替えた状態から動作を変更できないような故障になっていたのです。電源オ フで電池を入れ替えたら電源オンに出来なくて、電源オンで電池を入れ替えたら電源オフに出来ないような状態になってしまったのです。先日の日記じゃないですけ ど、電子式カメラの自動で沈胴式レンズがオンオフで伸びたり縮んだりするカメラなものですから、その都度コインを使って電池を入れ直すのは実用的じゃないです し露出も合っているかどうかわかりません。とりあえず撮影途中での入っているフィルムを巻き戻して取り出しました。
カメラは電池を取り出して防湿庫に寝かせておりますが、さてどうしようかと思っています。メーカー修理はとうに終わってますし、電子式カメラなので修理業者も 無さそうです。完全に壊れていないだけに悩ましいですね。たぶん来年あたりにでも分解してみて接触などを確認することになりそうです。その時には完全に壊れる ことになる可能性が高いのですけどね...



2021/10/15 ブラウンPAXINA35

ブラウンPAXINA35

これはブラウン社のPAXINA35という1950年代のドイツ製カメラです。 35という名前が付いていても120フィルムを使う6x6判で、露出計も付いていないシンプルな機械式のカメラです。見ているブラウザがアニメーションgifが見られる 環境であれば、2枚の画像が交互に表示されていると思います。使わない時にはレンズを縮めて、撮影時にはレンズを伸ばして使うのです。もちろん手動で引張り出 して、そのあと少し捻れば固定されるような仕組みになっています。使わない時にコンパクトにするためにレンズ部を沈胴式にしているのです。機械式のレンズ一体 型カメラでこのような機構にしているのは案外少なくて、だいたいは蛇腹機構を使ってコンパクトにするカメラが多いですね。
ただ時代が移ると、電子式のレンズ一体型カメラでは沈胴式が主流となりました。スイッチを入れるとウィーンという音と共にレンズが自動で繰り出すようなカメラ は皆さんよくご存じだと思います。高倍率ズーム搭載機になると何段にも伸びて、さらにテレ側にすると信じられないほど伸びたりして、単焦点レンズ派としては 慣れてなくてちょっと不安な気分になったりします。
PAXINA35に話を戻しますと、鏡筒部を除く本体部は赤窓式のフィルム巻上げ機構と距離計非連動のビューファインダーがあるだけの暗箱です。撮影に必要なシャッタ ーや絞りやピントさらにセルフタイマーまでを、引張り出した75mm/f3.5のレンズに全ての機能が付いています。シャッターもバネに力を貯めるシャッターチャージ と切る行為をするシャッターリリースに分かれています。このような引張り出したレンズにシャッターリリースがあるカメラは、コンパクトカメラで撮るように構え て指を伸ばしてシャッターを切るとブレてしまうことが多いです。テコのような状態になりますから、力点が遠くにあると僅かの力で動いてしまうのです。ですので、 一眼レフで撮る時のようにレンズ下を左手で支えるような構えが必要ですね。
鏡筒を手で引張り出すというギミックな作りが気になったとしても、価格で悩むことはほぼ無いほどの安さのカメラだと思います。中判カメラの金属で出来ていても 軽量ですから、散歩撮影のように気軽に撮るのが合うんじゃないでしょうか。



2021/10/03 組立式の暗室

竹田城

いつも9月末から10月にかけて少し長い旅に出ているのが恒例なのですけど、今年は長旅をあきらめて代わりにそろそろ近隣にでも行って撮影しようか思っているとこ ろです。長旅が出来なくて残念ですけど、幸いにもプリントしなくちゃいけないフィルムがあるので暗室プリントも併せて行おうとも考えています。
その暗室ってダークカーテンさえ用意すれば窓の桟にクリップで挟めば暗室が出来上がります。ドアの隙間などあってもそれほど労せずに暗室状態にすることは容易 だと思います。もし一時的とはいえ、一部屋丸ごと暗室にするのは都合が悪いという方もおられるでしょう。そういう時には部屋の中に組立式の暗室を作るといった 方法があってそういう製品も販売されています。
写真用薬品を扱っている森本化成(https://www.morimotokasei.co.jp/)ではサイズごとに複数 タイプの組立式の暗室を販売しています。
それと、イルフォードが新製品として組立式の暗室を先日発表したところです。
https://www.ilfordphoto.com/new-product-announcements/
日本で発売されるかどうかまではわかりません。
私は一部屋丸ごと暗室にしておりますが残念ながら水回りは部屋内にないので、水を入れた大きなバケツにプリントした印画紙をまとめてストックして、そしてキッチ ンや風呂場で水洗作業をするようにしています。べつに部屋内に水回りが無くても困るというほどでもなくて、逆に水回りがあると湿気のせいで撮影用品やフィルムや 印画紙を同じ部屋に置きづらくなるということもあるような気がします。
これら組立式の暗室って暗室以外に使い道が無いと今まで思っていたのですけど、同居人がいる家庭ならリモートワーク部屋としても使えそうです。少しは遮音される でしょうし、無機質な真っ黒の壁面ですので仕事に集中せざるを得ないかもしれませんね。