THIN FILM web site

PAGE TOP

ときどき日記 13


2021/05/08 ステンレスリール

Hewes Pro Stainless Steel Reel

フィルム現像で扱う現像タンクとリールがありますけど、私はプラスチック製ではなくステンレス製タンクとリールばかりを使っています。 いくつか理由があるのですけど、その中に私がプラスチックリールにフィルムを巻くのが苦手ということがあります。本当であればプラスチック製リールの方が巻きやすい はずなんですけど、どうも手間取ってばかりで私には合っていないような気がするのです。ゆえに所有しているAP製やパターソン製などのプラスチック製タンクの出番が ほとんどないのです。
そのようなことで先日に海外通販サイトを何気なく見ていると、少し面白いリールを見つけました。120フィルム用のステンレス製リールなのですが、私の持っている パターソンの現像タンクにも使用できるというステンレス製リールなのです。パターソンのプラスチック製タンクにステンレス製リールを組み合わせるという異色の 製品に興味を持ったわけです。っというのも今120フィルム現像で使っているのが廃盤になったマスコ製ステンレスタンクで、マスコ製の予備を持っているわけでも なくて何かあった時のために確保しておきたかったのです。っというわけで、そのステンレスリールを2個注文して届きました。
製品は「Hewes Pro Stainless Steel Reel - 120 - for Jobo 1500 and Paterson Tanks」というステンレス製リールです(サイトによって製品名が異なる)。このヒュ ーズ製120フィルム用リールでもいくつか種類がありますから注意が必要です。製品名にある通りJobo製タンクにも使用できるようで、また購入サイトと違うサイト にはAP製タンクにも使用できるという説明がありました。AP製とパターソン製リールはよく似てますからね。っでそのステンレスリールをパターソン製およびAP製の タンク付属の液を通す管を付けたのが上図です。使用出来ると書いているとおり管にぐらつくことも無くピッタリ合うようにできています。ちなみに、手持ちの幾種 類かの他ステンレスリールではこの管が通らないほど狭く作られてますから、普通のステンレスリールでは同じことはできないですね。
っとまだ使用もしていない製品のことなのでお勧めしているわけではなくて、こういう変わった製品がありますよということだけなのです。リールの作りはなかなか しっかりしていて良い感じがします。とりあえず私としては使えそうなステンレスリールの予備を確保できたということで満足していて、暇のある時にでもこの組み 合わせで試してみようと思っています。
余談ですけど、リールを買って届いたその日に何気なくサイトを見てみると、価格が一気に5割近く上がってしまっていました。ヒューズ製のリールが全て高くなって いるようで、ちょっと残念なことです...



2021/04/26 トイカメラ

北海道

久しぶりに撮影済みフィルムが溜まったので数日かけてフィルム現像している今日この頃です。
ところで最近、日本や海外の通販サイトでトイカメラが増えているのをよく見かけます。共通しているのは、135(35mm)フィルムを使用した焦点距離30㎜程のレンズ・ 固定焦点・1/125s程の固定シャッター速度・F8.0超えの固定絞り・そしてフラッシュ付きという判で押したようによく似たスペックのトイカメラなのです。それが いろいろな有名メーカーブランドで販売されていて、もしかしたら製造しているOEM元会社はみな同じで、外側だけを相手先によって変えてるんじゃないかと思って います。価格も数千円(数十ドル)ほどで手頃ですけど、不思議と価格はブランドによって少しバラツキがありますね。
これらカメラは思うにフィルムを使ったことのない若い人を顧客ターゲットとしている製品なんでしょう。デジタルカメラ黎明期のヒット機カシオQV-10が1995年 でしたから、それを考えると30代ぐらいまでの人がフィルムを使ったことがなくても全然不思議じゃないんですよね。トイカメラの写りは置いといて、フィルムの出 し入れさえ憶えればシャッターボタンを押して巻上げるだけなので、ピント合わせのタイムラグもなくて直感的に撮影できるのが利点じゃないでしょうか。
できればトイカメラ以外に、レンズ交換式の絞りやシャッター速度が自由に設定できるフィルムカメラが新品で手に入れば良いのですけど、今は高級レンジファイン ダー機のライカ以外は見当たりません。中価格帯フィルムカメラが長く不在の状態で、どこかのメーカーが気まぐれで出してくれないかとずっと思ってるんですよね。



2021/04/14 コダック レチナⅡc Ⅲc

KODAK retina Ⅱc Ⅲc

地図アプリで MAPS.ME というスマホのアプリが最近ちょっと気に入っています。これは地図をダウンロードすることでオフラインで地図を見ることができるのです。日本 国内で言えば50ほどの地域で分けられてますから、旅などで撮り歩く地域を予めダウンロードしていれば電波が届かない所でもオフラインで見られるし、従量通信料であれ ば通信料が節約ができます。もちろんフリーでGPSによる追跡が可能ですので私にとってはありがたいアプリですね。
ところで、このカメラは西ドイツで1950年代に作られたコダックレチナⅡcとⅢcという135(35mm)フィルムを使用する機械式レンジファインダーカメラで蛇腹フォールディ ングカメラです(蛇腹は見えないようになっている)。かなりヒットしたカメラのようで、中古カメラ店では比較的容易に見つけられる機種だと思います。Ⅱcは露出計無し モデルでⅢcには電池の要らないセレン露出計が付いてます。残念ながらこの機は経年劣化で既に露出計は動いてはいませんが、セレン露出計ですので無くても勘露出で良 いような気もします。またこのカメラはレンズ一体型カメラに見えますが、前玉レンズを広角や望遠レンズに交換可能になっています。標準レンズ以外を装着すると蓋は 閉まらなくなってしまうんですけどね。これらレチナに付いてくる標準レンズっていくつか種類があるようで、私の持っている2つとも60年以上前のレンズとは思えないほ ど良い写りをします。今でも充分使えるカメラですね。
唯一の欠点というほどではないですけど、フィルム装てん時にフィルムカウンターのセットを行う必要があります。逆算式のフィルムカウンターでさらに1の数値になると フィルム巻上げがロックするように出来ている(解除は可能)ので、フィルム装てん時にはフィルムカウンターをセットすることを習慣化する必要があります。
あと特徴的なのがフィルム巻上げレバーが底に付いていることです。昔のカメラには底に巻上げ機構が付いてるものが他にもあって、トリガー式やつまみを回すようにな っているものもありました。底に付いてることで扱いにくいと思うかもしれませんが、レチナのこの巻上げレバーは非常に扱いやすいのです。ファインダーを覗いたまま 連写するには適さないんですけど、1枚づつ撮るような場合に手首を捻るのではなくて、レバーに掛けた指と手首を閉じるようにすれば巻き上がるのです。私はなぜかこの 巻上げ動作が好きで、撮影のテンポが少し上がるような気になるのです。
元々このカメラは写真趣味になったエントリー向けAF一眼レフの次に買ったカメラで、初めて操作した時は昔のカメラなのになんて工作精度が良くて雑なところが無いカメ ラなんだろうっと思ったものです。なんせ初めての機械式カメラでしたから、カメラというより精密な機械式時計を触っているような感じがしたのを憶えています。その 好印象のおかげで、中古品へのネガティブなイメージが少なくなったカメラでもあります。
製品は新しければ新しいほど良いと思いがちですが、市場が小さくなったフィルムカメラではあてはまらない事柄ですね。



2021/04/03 交換レンズ

奈良

Youtubeでレンズのカビを面白い方法で取り除いている動画がありました。
https://www.youtube.com/watch?v=MFot5WDeEPA
上記動画なんですけど、廉価な小型オゾン発生器を使ってレンズのカビをお手軽に取り除くことができるというものでした。ホントなのかな?っと思いつつ、必要な 時には試してみる価値があるような気がして、ブックマーク代わりにここに書いているのです。他に悪影響とかもあるかもしれませんけど、交換レンズにカビがあっ たら駄目元で試してみるかもしれませんね。
その交換レンズって人それぞれに訴求ポイントがありますけど、当初思ってた以上に数多く所有してしまったという人が多いのではないでしょうか。私は性能面で言 えば適度なシャープさと適度な逆光耐性があれば良いかなっと思ってるぐらいなので、たいしたレアレンズや超大口径レンズなどは所持していないのですけど、それ でも単焦点レンズで使用する焦点距離を補うためにそれなりの本数所持しています。よく使う焦点距離のレンズには予備も必要になってしまいますからね。
そのレンズ群もほぼ揃えてから10年ほど経って今更増やさないだろうと思ってたのですが、最近2本ほど交換レンズを購入しました。っというのも親父からの遺品のカ メラレンズが揃っていなかったからです。ニコンMF機は50mmと20mmがあるのでとりあえずは良いのですけど、ニコンAF機には標準ズームレンズが1本あるだけなので、 AF単焦点レンズが必要だなと思っていたのです。MFレンズをAF機に使うこともできますけど、AF機にはAFレンズの方が合いますからね。っでニコンのホームページ見る と、現行レンズは絞り環の無いレンズだけになっているのですね。幸い切替えてからそれほど期間が経っていないのか、絞り環のある新品50㎜と中古美品24㎜を手に することができました。フィルター径がどちらも52㎜で統一されているのはちょっと嬉しいことです。
私の所持レンズ群のなかでは凄く新しいレンズなので、使うのがちょっと楽しみなんです。