ときどき日記 3 (2016/04 - 2016/09)
2016/09/27 プリント
やっと好きな季節が始まりそうで、少し嬉しい気分です。
最近は昔プリントしたモノクロ写真群を額装しているのですが、どうもシックリしないようなプリントがあるんです。
プリントしたときはそう思っていなかったでしょうから、年月が経って考えが少し変わったのでしょうかね?
これから温度的にはモノクロ現像やプリントするには丁度良い季節に入りますので、現像液や印画紙などの下準備を
しておきましょう。
私もそのシックリしないプリントを違う印画紙で試してみようっと。
2016/09/19 廃線
9月中旬になって関西では珍しく、涼しくすごしやすい気温になっています。
先日ニュースで、島根県江津から広島県三次へ続くJR三江線の廃止がほぼ決定したようです。今年の年始は中国地方を鉄道で周ったのですが、
そのときに鈍行列車で乗ったことのある路線でした。
私が乗ったときは年始だったこともあり結構乗客がいたんですけど...残念です。
JR西日本は安定的に利益を生んでいるんだから、続けて運行してくれても良いんじゃないかと思うんですよね。公共の交通機関だし...
今後、路線が繋がらない所ってどんどん増えていくのでしょうね。JR北海道は国鉄時代に比べて変わり果てた路線図になっていてきちんと
繋がっていませんし、JR四国も繋がっていない路線が幾つかあります。
過疎化が大きな要因なのでしょうけど、廃線にすることでさらに過疎化が進んで今度は廃村とかになるのは悲しいことです。
田舎の漁村や農村の風景とかが好きであちこち行っておりますが、人がまったく居なくなるとその魅力もなくなります。
昔から変わらず続いている村の風景ってずっと残ってほしいですが、ゆっくりと違う方向へ変わっていくんでしょうね。
2016/08/30 見つけたもの
去年引越してから探していたものがやっと見つかりました。
写真の小さな用品ですので、引越し時の荷造りと開梱のどさくさに紛れて見つからなかったのです。
ところで、これ何かわかりますか?
だいたいの形状で想像がつくかもしれませんが、機械式のセルフタイマーなんです。
昔のカメラにあるシャッターボタンのネジ穴に付けて、針ネジを巻いてスタートさせると10秒ぐらい後でシャッターが切れるように
なるわけです。三脚さえあればセルフタイマーの無いカメラでも、撮影者も一緒に集合写真が撮れるようになります。ゼンマイ式ですので
電池は要らないです。
良いなっと思っても新品では売っておりませんので、中古カメラ屋で探してみてください。
2016/08/20 GPSロガー
盆休みも終わって早速の仕事でめげていないでしょうか。
このサイトを御覧になっている方はカメラ撮影を趣味にしている人でしょうから、旅に出て撮影するという人も多いかと思います。
そういうときに、撮影機器以外で便利だなぁと思うものは何かありますか?
私は便利だと思うものの中に、GPSロガーがあります。スマホのカメラで撮れば緯度経度がJPEGに情報として残るので不必要なものですが、
なんせフィルムカメラで撮りますので、後でフィルムを見た時にどこで撮ったのかが曖昧になることがあります。また、名も無い辺鄙な所で
撮ることが多いというのも余計に曖昧にしているような気がします。
そのような時も後でGPSロガーの情報を地図に反映させれば、次回行くときに目的地がわからないということも無くなり非常に便利です。
私はピンポイントの場所だけわかればいいので、撮影後にGPSロガーを1分間だけ点けるようにしています。(電池の消耗も少ないし...)
GPSロガーは安いもので数千円ぐらいですが、人によっては非常に便利な道具になるように思えます。
2016/07/29 フジフィルム GA645i Professional
このカメラはフジフィルムのGA645i Professionalというカメラです。120フィルムを使う電子式カメラなのですが、ほとんどの機能が
自動設定で行えるんです。
フィルムの巻上げや巻き戻し・レンズのピント合わせ・露出値設定...そのうえストロボまで内蔵しています。135フィルムカメラで
あれば珍しくも無い機能ですけれど、それを120フィルムカメラにも詰込んでしまったところが少し興味深いです。
銘はProfessionalになってますけど、顧客ターゲットはプロでもなくアマチュアであったことは明らかなように思えます。
ただ、120フィルム(6x45判)を使いますから画質は良いですし、レンズはフジノン60mm(35mm換算で約35mm)の単焦点レンズで写りも良いです。
画質は求めるけれども手軽に撮りたい旅行などに持っていくのに丁度良いようなカメラじゃないかと思います。
現行機種ではないので新品では販売されていませんが、フジフィルムではGF670,GF670Wという露出だけは自動設定で行える6x7判の120フィルムカメラ
が現在でも販売されていますので、財布に余裕があれば検討してみてはいかがですか。ちょっと高いですけど...
2016/07/17 新フィルム
セリアの日光写真は見つからないので諦めてしまいました...残念。
夏になりカラープリントの季節ですので、とりあえず撮り溜めているフィルムをテストプリントしているところです。
今夏はカラープリント用テストスケールを初めて試していて、Darkroom内(プリント準備)と(露光処理)と(ガラクタ箱)に追記して
おりますので御覧くださいませ。
話は変わりますが、今年の初めにサイバーグラフィックスからオリエンタルブランドのモノクロフィルムが販売されているようです。
(全然知らなかった...)
量販店価格でみると他社フィルム群に比べて、一番安い価格で売っているようなので嬉しいことです。トラディショナルタイプの135フィルムで
ISO100とISO400の各36枚撮りがラインナップされています。
たくさん撮る人はこのフィルムを試してみるのはいかがでしょうか?
2016/06/25 日光写真
どうも探しているものが中々みつかりません。
何かっというと「日光写真」なんです。そう、ある程度年齢を重ねている人なら子供の頃にやったことのある青写真です。
サイアノタイプという古典的な写真技法をWEBで調べていたときに、100円均一ショップのセリアで日光写真を売ってるらしいと
いうのを見つけてちょっと試してみたくなって、あちこちのセリアを探したのですが見つからないんですよね。
セリアの日光写真は子供の頃にやったものと違って、コピアートペーパーを使っているらしくて撮影後はアイロンで
像が出てくるので、薬品を使う昔の日光写真よりもお手軽そうな感じなんです。
紙で作るカメラと感光紙10枚入って100円なんてっ!ちょっと興味ないですか?
私は手に入れておりませんが(まだ諦めたわけではありません)、興味を持たれた貴方が発掘できることをお祈りしております。
次はどこのセリアを探そうかなぁ~。
2016/06/15 四国
先週に少し暇ができたので久しぶりに四国の方へ行ってきました。
明石大橋や瀬戸大橋で行っても面白くないので、和歌山で撮影した後に和歌山から徳島へフェリーで上陸しました。
ただ四国に入ったのはいいですが、梅雨時期に重なって室戸では酷い雨にあたり車の運転も難儀しました。
四国への目的は、唯一行ってなかった海岸の「見残し海岸」を見たかったのです。弘法大師が見残してたことから
そういう名称になったようですが、ここに行くには観光船で渡るか山沿いを車で途中まで行って山道を歩くしかないのです。
私は山道を歩きましたが、重い荷物を持ってるとはいえ普段の不摂生のせいか疲れてしまい、大した距離ではないのにこれぐらいで
疲れることに少し反省して、日常で体力をつけるように心がけようと思ってしまいました。
また久しぶりに遊子(ゆす)という段畑にも行ったのですが、いつのまにか観光地化されていてビックリしました。
旅って、初めていく所にも永く行って無かった所を再訪しても楽しめますね。
2016/05/25 懐かしい暗室用品
これが何かわかりますか? 懐かしいな~って思ってる方は、昔から自家フィルム現像やプリント処理されたことのある人でしょう。
これはハイポ計というもので、定着液の劣化具合を計るために使用します。どういう風に使うかといいますと
定着液にこれを浮かべるわけです。すると、魚釣りで使う浮きと同じように垂直に浮きますので、その時の水面と
浮きとの境目の印を見ることで定着液が劣化しているかどうかがわかるようになっています。普段使いまわしている定着液の
入れ替え時期の判断に使用するものなんです。
しくみの面白い用品ですが、ハイポ(チオ硫酸ナトリウム)を使用した標準定着液(定着時間は10分ぐらいかかる)で使用する
ことが前提ですので、今主流になっている迅速定着液には使用できないかと思います。
今買おうと思っても売ってないでしょうけど、とりあえず持ってるので今後標準定着液を使いまわすようなことがあれば
使うかもしれないですね。
2016/05/15 レコード
プレゼント企画にご応募どうもありがとうございました。
また年に1度くらいはプレゼント企画を考えてみようかと考えております。
写真フィルムの主流である135フィルムは登場してから80年ほど経っていますが、今でもなお店頭で販売されている
非常に息の長いメディアでもあります。
30年以上前に音楽CDが登場して、それまで主流だったLPレコードが無くなるとも言われていたのですが、
ここ10年ほどはLPレコードの生産量は右肩上がりですごく増えています。もしLPレコードと同じような道筋を
フィルムが辿るとすると、あと数年ほどでフィルムの生産量は右肩上がりに上がってくるのではないかと希望的な観測で思っています。
カメラを含めて趣味的なものって合理性だけで語られるものではなく、まずやってみて楽しいかどうかが大きな鍵ではないかと
思っていまして、フィルム現像やプリント処理などのデジタルには無いことを楽しめる人が徐々にでも増えていって欲しいなぁと感じています。
実際、暗室作業ってままならないことは多々ありますが、他には替えがたい達成感というか楽しみが充分見返りとしてありますからね。
とりあえず、少しでも貢献できるようフィルムを消費しにどこかに出かけるとしましょうか。
2016/05/10 プレゼント
ゴールデンウィーク、充実した休暇をお過ごしだったでしょうか。
ところで、このホームページを開設して2年目に入りました。
このホームページはアクセス解析などをしておりませんので、どれぐらいの人が来訪しているとかの情報は全くわかりません。
ただ言えることは、来訪者はかなり少ないというのは間違いないかと思います。なんせフィルムカメラで撮って自家現像
プリントするというニッチな事しか書いておりませんので。
そういった少数の貴重な人へ、先日お知らせしていたプレゼント企画を行います。
品物は下図の「テストスケール」です。暗室プリントでの印画紙への露光時間を測るためのものです。(大したものじゃない
ですけど日本じゃ手に入りにくいのでこれにしました)
暗室作業の経験者あるいはこれから暗室作業をしたいと思っている人など関わらず、どなたでもご応募いただけます。
先着10名様にお送りしますので、ご希望の方は下記要領で申し込みくださいませ。
・1世帯1名様限りで普通郵便で届く方が対象となります。
・下記にあるメールアドレスへ、個人情報は記入しないでお送りください。
迷惑メールとして認識して届かないこともありますので、件名【プレゼント希望】本文【テストスケールおくれ】のように
最低限だけ記入してメールいただければありがたいです。
・当選者様には、こちらからメールで住所とお名前を伺った後、普通郵便にて送付するようにいたします。
・10名になり次第、終了させていただきます。
ではご応募お待ちいたしております。
プレゼント企画、終了いたしました。
ご応募どうもありがとうございました。
2016.04.23 小説
撮影するために旅に行ったときに結構時間を持て余す時があります。
往復の長距離フェリーでの出発待ちや航路中などの旅程でありますし、撮影時では日の出・日の入(月でも)の他に
天気(雲や雨や太陽)で状態の変化を待つときなどもあります。そういう時は急いでも何も変わりませんので、
時間を潰すために音楽を聴いたり小説を読んだりするわけです。
旅へ行くときは、MP3プレーヤーと文庫本数冊は必ず持って行く携行品にしています。
小説は時代小説(歴史小説ではない)ばかり読んでいて、故人ですが藤沢周平や宇江佐真理を好んで読んで
います。たまには気分を変えて推理小説や現代小説なんかも読んだりすることもあり、中にはカメラを主体に
したものもあったりして...10年ほど前に1度だけ読んだ、真保裕一「ストロボ」は結構良かったように憶えています。
カメラマンである主人公の年月を変えた連作短編になっていて、主人公には同調は出来なかったけれど、
なんか考えさせられる話で構成されている良い小説じゃないかと思います。機会がありましたら手にとってみてください。
話は変わりますが、先日のこのページで書いたプレゼント企画ですが来月に行います。
商品は...もちろん暗室用品です。
先着順となりますので、5月10日にこのページでアップする情報を御覧いただいて御応募ください。
もうすぐゴールデンウィークですので充実した休暇をお過ごしくださいませ。
2016.04.11 フィルム
フィルムカメラで15年ほど撮ってますが、丁度フィルムからデジタルへの移行時期と重なっていたため、
好みのフィルムで撮っても販売中止になったりメーカーが生産しなくなったりしてきました。あるいは代わりに
新たなメーカーが出てきてフィルムを販売したりして、どうも自分の主力フィルムというのが長続きしないときがありました。
ただ、ここ数年は安定していて主力フィルムを変えなくても良いようになっているのが嬉しいです。
なんせフィルムを変えるときはテスト撮影して現像具合を確認する必要がありますから、この煩わしい作業が無くて
安定したフィルム画像が得られるほうが良い訳です。フィルムに合わない現像をするとまた撮影からやり直さなきゃいけませんし、
かといって風景写真だと同じ場所で撮っても天気は変わってますから同じにならないんですよね。
これからも主力フィルムは変わらずに永続的に販売してほしいものです。
っで早いもので来月にはホームページ開設から1周年です。ささやかなプレゼント企画でも考えてみようかなぁ。
(見てる人はかなり少ないでしょうけど...)
2016.04.02 やってみる
4月の新年度を迎えました。
就職や就学あるいは職場転勤などで生活が大きく変わる人も多いでしょうね。
私も去年引越しをしたのも今ぐらいの時期でした。(たまたまなんですけど)
引越しってすべてにおいて大変なんですよね。私の場合は引越し先の部屋のリフォーム作業もほとんど
自分で行ったので特に大変でした。作業自体はやってると楽しいのですが、あまりの作業量の多さに
もう2度とはしたくないと思ってしまいました。水周りや電気周りやガス絡みの最小限だけは業者に頼まざる
を得なかったですが、他はホームセンターやインターネットで道具と用品を揃えられるし、詳しくやり方を
書いている個人サイトがたくさんあったので、未経験の私でも意外なほど失敗せずにほぼ満足する出来に
なりました。また費用も安く済みますしね。
昔なら業者に丸投げしていたでしょうが、今はインターネットから基本的な情報が簡単に手に入れられるので、
とりあえずやってみてから考えるということが出来るようになったような気がします。
なにごとにも「とりあえずやってみる」という考えでやっていこうかと。