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ときどき日記 18 (2023/10 - 2024/03)


2024/03/18 新ハーフサイズカメラ

絵島

PENTAXがフィルムカメラプロジェクトとして出すフィルムカメラ第一弾の仕様が発表されました。
https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/pentax/filmproject/?utm_source=rim_top_4bnrs&utm_medium=banner&utm_campaign=filmproject
(ホームページは、https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html)
そのフィルムカメラは、
・135(35mm)フィルムを使用する縦構図ハーフサイズカメラ(36枚撮りフィルムなら72枚撮れる)
・電子制御による露出で絞りやシャッターを制御(ダイヤルによる撮影モードもある)
・ピント合わせは手動によるゾーンフォーカス
・フィルム装填や巻上げ巻き戻しは手動による
というものでした。
顧客のメインターゲットをスマホなどで撮っててフィルムカメラに興味ある若い人と言うことで、ハーフサイズによってフィルム代の節約と電子制御露出で撮影ミスを無く してるとのことでした。開発にあたって参考にしたカメラはリコーオートハーフで、レンズはペンタックスespio miniだということです。
印象的には1970年代後半から80年代初頭にたくさんあった手動巻上げのコンパクトカメラをハーフサイズカメラに仕上げたような感じですね。なによりフィルムカメラ業界 で長く空白のあった中間価格帯の新品フィルムカメラでもあります。このカメラをリリースすることで、フィルムカメラというニッチな市場での潜在的な需要がどれだけあ るのかを測りたいといった意味合いもあるこのカメラなのではないでしょうか。この第一弾カメラが商業的に成功して第二弾や第三弾に繋がっていってほしいものです。
肝心の本体お披露目はまだですが、2024年夏頃の発売を目指しているとのことですので楽しみにしています。



2024/02/26 ワイコン

山間バイパス

最近は工作ばかりしてて更新が滞っておりました。まだまだたくさんの作業が残ってはいるんですが、まったく汎用的ではないのでここで紹介する様なものではないです。
それに伴って色々と小物も購入したのですけど、写真趣味になって初めてワイドコンバーターを購入しました。レンズの先端に付けると広角になるコンバーターレンズです。 購入したのはRaynox製のビデオカメラ用のものにしました。今では珍しいメイドインジャパンの 製品なのですね。コンバーターですから画質は落ちるのですけど特殊用途での使用に目途がついて良かったです。ちなみにメーカーのダイレクト販売が一番お手頃価格で、 たまたまキャンペーンだったのかオマケ(ブロア)も付いていました。
肝心の撮影の方も行ってはいるんですが撮影枚数が思ったほど増えませんね。そういうものですからフィルムを買うこともなく保管分だけで事足りているような状態でした。 それでフィルム価格のチェックもあまりしてなかったのですけど、海外のコダック価格が結構下がってるんですね。イルフォードとあまり遜色の無いような価格になっている ものもあったりします。国内では依然と大きな価格差ですけど、そのうち価格差も縮まってくるんでしょうか。
徐々に春も近づいていますので撮影も増やしていきたいですね。



2024/01/06 新年

漁業町

あけましておめでとうございます。
年末年始は3泊ほど四国の方を周っていました。本当は山深い道を通りたいところですが、冬は通行止めの所が多いために通行止めになっていない山間部をメインで周っ ておりました。それでもチェーン必須の所があったりして夏用タイヤしか持ってないので引き返すこともありました。比較的天気に恵まれていたのは良かったですね。
ところで年末に作っていたミノックス用フィルムスリッターですが、実はテストで切り出した時に上手く切り分けられませんでした。そこでカッターの刃の向きと間隔を 変えるために年末に改造していました。具体的にはフィルムを板上に通すのではなくローラー上を通すやり方に改造しました。それはカッターの刃の向きを少し寝かして 滑らかに切るためで、またフィルム幅を9.5mmから9.1mmに変更しました。これはフィルムパトローネによっては9.5mmでは引っかかりが出来て素直に巻上げが出来なかった ためです。それら改造後にテストしてみたところ上手く切り分けられて、フィルムをカメラに装てんしても滑らかに巻き上げることができました。っで年末年始の四国へ もミノックスにフィルムを詰めて持って行って撮っておりました。
まだ現像するほど撮影済フィルムが貯まっていないのですが、その前に持っている現像タンクにミノックスフィルムを装填できるように専用リールを工作しようと思って います。私はミノックスフィルム専用現像タンクを持っていないというのが大きな理由です。昔にミノックスを使っていた時には、ステンレス現像タンクにそのままフィ ルムを入れて現像しておりました。別にそれで問題が起こったことはなかったのですけど、現像タンクにフィルム1本だと効率が悪いために、持っている500ccのステンレス 現像タンクに4本のミノックスフィルムを入れて現像できるようにリールを工作するつもりです。もう既に材料も設計図も作って用意しましたので近日中に作り始める予定 なんです。
あまり器用ではないというか不器用な方なのですが、まぁ無い物は作るしかないですよね...



2023/12/09 フィルムスリッター

ミノックス フィルムスリッター

ちょっと工作をしていました。上図の木製のがその工作物で、ミノックスフィルム用のフィルムスリッターです。
上図左下にある黒くて長いのがミノックス(Minox)カメラで、その隣にミノックスフィルムのパトローネが写っています。見ての通りスパイカメラと呼ばれるほど小さな 小さなカメラなので使用するフィルムも小さくて、フィルムの撮影範囲は8x11mmと一般的な135(35mm)フィルムの10分の1ほどの面積しかありません。ミノックスフィル ムは今でもかろうじて入手可能なのですが、好みのフィルム種類を選べるような状態ではありません。ゆえに、そのミノックスフィルムを35mmフィルムから切り出すた めのフィルムスリッターを工作したというわけです。
未撮影フィルム端を空パトローネに繋げてレバーを回すことで9.5mm幅2つのフィルムが切り分けることができます。切り分けるためにカッター刃が3枚出ていて別個の 蓋で抑えながらダークボックス内で巻き上げるのです。ミノックスフィルムは30枚撮りであれば54cmほどの長さですが、私は少なめの46cmほどにしています。その長さ をダークボックス内で上図上にあるレールで往復すればその長さに測れるようにしています。長さを測って切った後にフィルムを丸めて小さなパトローネに入れて蓋を すれば、後は明室で巻き上げ側をテープで止めればミノックスフィルムが出来上がりです。
実はミノックスフィルム用フィルムスリッターを工作したのは初めてではなく以前も作っていたのですけど引越しの際に処分していたのです。その以前のものは構造が 異なっていて、長いレールに35mmフィルムを固定してカッターの付いた抑え板を滑らせて切るような構造でした。今回はダークボックス内もそれほど大きくないので 巻き取る構造のものを工作したのです。
余談ですが、このミノックスCというカメラはPX27(V27PX)という水銀電池を使うために、今では入手し難い電池になってしまいましたので通販でアダプタを購入したの です。そして届いてから、もしかしてアダプタを以前に購入していたんじゃないかという疑問がわきました。以前はPX27の電池しか使用していないのは確実なんですが、 私の性格からして将来の為にアダプタを買っている可能性が高い気がしたのです。っでカメラの電池を入れる所を開けますと、電池の入っていない空のアダプタが鎮座 していました。結局今回買ったのはアダプタの予備ということになってしまいました。買う前に確認すべきでした...



2023/11/20 リブランドフィルム

親子岩ふれ愛ビーチ

少し前にモノクロ長巻フィルムを買いましたが、いつもの銘柄ではなく異なる銘柄のフィルムにしました。その理由は後ほど書きます。
っで、最近はフィルムの価格が高止まりしている状態ですね。(海外コダックでは値下げの動きがあるようですが...)
円安+インフレ値上げのダブルパンチの影響が長引いているのが大きい原因かと思います。このホームページを作成した当時に、こちらのフィルムの種類ページに価格を 安く調達する方法を書いていたのですが情報が古くなってしまいました。そのページを書いたのは2015年でしたので約8年前のことになります。その中に書いているカラー ネガフィルムの業務用フィルムはすでに製造も販売もされていません。その頃で確か10本入り36枚撮りカラーネガフィルムが3000~4000円ほどだったと思います。今から 考えると非常に安い価格で売られていたわけです。もっとも、過去のさらに安い価格を知っていましたから当時はそれでも高いなぁっとは思っていました...
モノクロネガフィルムに関しては今でも長巻フィルムを使用するのがコスト的には良いと思います。ただフィルムローダーなどの用品を揃える必要があります。
っで冒頭に掛かることなんですが、いつもの会社の銘柄フィルムではなく異なる会社の銘柄フィルムをなぜ買ったかというと、リブランドフィルムを選んだからになりま す。少し説明しますと、フィルムには会社名と銘柄が明記されているかと思います。買う側からすると会社名はフィルムを製造している会社だと思ってしまうのですが、 実際にはフィルム製造を行う会社(メーカー)と、フィルム製造は行わずにフィルムの提供を受けて加工あるいは卸販売する会社に分かれます。フィルムの提供を受ける会 社は自分の会社名の銘柄パッケージとして消費者へ流通されるわけです。すると例えば、フィルム製造を行う会社のAフィルム、フィルム提供を受けた会社のBフィルム、 またフィルム提供を受けた別の会社のCフィルムというように、中身の同じAフィルムとBフィルムとCフィルムがショップに並ぶことになります。これらAフィルムを元と したBやCフィルムはリブランドフィルムと呼ばれているようです。っでそれぞれの会社で価格を決めるものですから中身が同じでも結構価格差があったりします。最近は 内外価格差がほとんどないので国内通販で長巻モノクロネガフィルム1巻を買ったのですが、長巻1巻がだいたい1万数千円ほどする中で、中身が同じフィルムで比較します と高いフィルムと安いフィルムの差は2000円ほどありました。2割とはいかないまでもそれに近い実質値引きで買えたということになります。
メーカー元フィルムのKentmereとfomaのフィルムは比較的多くのリブランドフィルムとして異なる会社の銘柄で販売されているようです。注意点として、リブランドフィ ルムの会社では元フィルムが何であるかは明記していないことがほとんどです。海外掲示板やYoutube動画などでユーザーが同じだろうと検証していたりするのですが、 別に保証されているわけではありませんので試してみるのはあくまで自己責任です。それでも国内会社MARIXブランドフィルムのように元フィルムを明記している稀な場合 があったりします。元フィルムを明記してくれる方が消費者としてはありがたいんですけどね。
またフィルム製造を行う会社が消費者向け製品を作っていないために、リブランドフィルムだけ消費者向け製品として存在するということもあります。映画用フィルムで あったり航空撮影用フィルムであったりする特殊用途のために製造会社が対会社取引でしか考えていないためです。中には、そのフィルムの提供を受けたある1つの会社が 異なる銘柄として消費者向け製品としている3種類ほどのフィルムが全部同じではないかという噂もあります。確かにフィルム製造会社の対会社取引用としてのフィルム群 の中には感度とかを考えるとそれに該当するのは1種類しか用意されていないんですよね。同じ会社の異なるブランドってだけで、これも高いフィルムと安いフィルムでは 2,3割ほど価格差がありますので、近いうちに自分でちょっと試してみようと思っています。たまにしか使わないフィルムですけど、同じ物なら高いフィルムを選ぶ必要は ありませんからね。
これらリブランドフィルムの銘柄までは書きませんが、海外掲示板のPhotrio.comやYoutube動画などに情報源があります。またフィルムを製造しているメーカーは限られ ていますので、フィルムラベルの製造国がヒントになるかもしれません。あくまで自己責任にはなりますけど、メーカーフィルムとそれらリブランドフィルムだと言われ ているフィルムとを比較して、より安いフィルムを選ぶということも一つの選択になるかと思います。
フィルムって結構複雑な流通経路によってショップに並ぶものがあるので、まるでスーパーの棚に並んでいる加工食品みたいだと思うことがあります。メーカーブランド 加工食品もありますしプライベートブランド加工食品もありますからね。フィルムも加工食品も冷蔵庫に入れることがあるのも共通点ですね...



2023/10/30 NIKON F-801

NIKON F-801

電子式フィルムカメラって露出やピントなど撮影で便利なことが多いんですけど、電池に関しては不便なことが多いんですよね。
だいたいリチウム電池のCR2,CR123A,2CR5とかがよく使われていて、カメラ以外ではほぼ使うこと無い上に買えるところがかなり限定するのです。撮影地で電池が切れ たら簡単に買うということもできませんので、予備用の電池を携帯しておくのが必須だったりします。なかでもリチウム電池のCR2は電池が切れるのが早い気がして、 もう少し容量があればと思ってしまいます。CR2は私がよく使うペンタックスの電子式フィルムカメラでよく使われているものですから、最近では重くなるのを承知で 単3電池仕様のバッテリーグリップをカメラに付けるようになってしまいました。元から単3電池仕様のカメラだったら良かったんですけどね。
っで上の画像は、ニコンのF-801という135(35mm)フィルム一眼レフカメラです。親父の遺品でAFレンズは標準ズームレンズしかなかったものですから、あとで50mmと24 mmの単焦点レンズを購入して使用しています。前置きにありますようにこのカメラはリチウム電池ではなく単3電池4本で駆動するようになっています。電池が切れても どこでも買えるという安心感がありますね。それでも予備電池は持っていくようにしています。
F-801は1988年販売のニコンのAFフラッグシップ機だったようです。私の持ってる他のAF機はそれよりだいぶん以降に販売されたカメラばかりなのであらためて驚く機能 ではないですけど、当時としてはフラッグシップ機にふさわしいカメラだったのだと思います。年代は古くてもメーカー間の違いがあるのか、オートフォーカスの合致 スピードが早いなぁという印象があります。また最速シャッタースピードが1/8000sまで対応になっていて、私の持ってる幾多ものカメラの中では一番早くシャッターが 切れるカメラでもあります。ペンタックスに慣れている私にとってはシャッターボタンの半押しが浅いので少し慣れが必要でした。
機能的には正直これ以上要らないというかほぼ完成されているという印象なんですよね。それはこの年代以降のAFフィルム一眼レフ全般に言えることだと思いますが、 中古市場では格安の値段がついていたりします。どうして機能が劣るAFコンパクトフィルムカメラより安く売っているのか未だに理解できないです。新規でAFフィルム 一眼レフは今後作られないと思いますので、そのうち高くなりそうな気はしていますがどうなんでしょうか。
これからフィルムカメラを始めようという方には、AFフィルム一眼レフカメラ+単焦点レンズ(50mm,35mmとか)の組合わせから始めるのがコストパフォーマンスが良くて 高機能で撮影時の融通が利いて...一番の選択肢じゃないかと思ってるんですけどね。



2023/10/09 北海道

山林鉄道

ちょっと2週間ほど北海道に行ってました。 行くときはだいたい同じ時期に訪れることが多くて今回は3年ぶりに北海道に行ったのですけど、この時期としては今まで訪れた中で一番暖かい北海道を経験することに なりました。昼は長袖だと少し汗ばむぐらいだし夜は氷点下には程遠い暖かさでした。山頂あたりでは違うのでしょうが、平地や峠などでは紅葉も遅れていて少し黄色く なっている程度でした。夜の寒さに凍えることはなかったのですけど、景色的には期待したものではなかったですね。
3年ぶりに訪問して変わったこととして、風力発電や太陽光発電がやたらと増えていました。まぁこんなに増えると良い見映えではない景色ですね。一方で畜産業が少し 減っているようで廃業しているんではないかという牧草地が多くなってるようにも感じました。また、ゴミ箱が劇的に無くなってました。路上の飲料自販機はほぼボトル 用のゴミ箱ありませんし、道の駅でもゴミ箱置いてない所が多かったです。ゴミ箱が無いとゴミ捨てて新たに買うってことできませんから、結局はゴミ箱のあるコンビニ ばかり利用していました。レジ袋有料化が影響してるのは明らかですけど、観光客目当ての地ではマイナス面が大きいような気がします。
2週間ほど巡って比較的天気に恵まれたのは良かったですね。ただ、これまで北海道を何回も行きすぎて正直行くところが無くなってきたように思えます。北海道を累計で 10万キロ以上ドライブしてますから当然といえば当然なんですね。やはり行ったことがない所へ訪れないと感動も少ないし撮影枚数も増えないですから...
次回の長旅では離島も含めて九州か東北に行くことになりそうな気がします。